指と石
「
俺
宝石結構得意なんだ
首とか手とか足とかにつけるやつ 」
足?
(・・;)?
「
宝石はな
きれいだから集めてるだけじゃない
想っている以上にパワーが強いんだ 」
(・・;)
「
宝石は運命を左右する
磁場に緩衝を与えるからな
もちろんその辺の石も磁場に影響は与えてる
でも宝石は磁場に緩衝を与えると同時に
運ぶ想念にも緩衝を与えるんだ
プレートと見た目
双方に
緩衝を与えるんだ 」
(・・;)
「
それとな
俺は手を見れば
誰にどんな宝石が合うかなんとなくわかるんだ
細かく言うと
それは感覚的なセンスだ
でも
おおざっぱで常識的な宝石の相性法もある 」
(・・;)
「
しっぽーが言ってたろ?
指の渦
指紋に宿命が描かれている
その宿命の渦に合わせ
石を選ぶんだ 」
(・・;)
「
大別するとな
はっきりした形の整った渦形の者は
サファイヤとかガーネットとか比較的硬めの石と相性がいい
やや渦が流れてるような
ふわふわしてる指紋は
やわらかめの石が似合う
水晶とかオパールとかエメラルドとかだ
黒曜石みたいなガラス質も合う 」
(・・;)!
「
この家に来てからエメラルドは目にしてないけどな
エメラルドはクレオパトラが好んでた
クレオパトラの指紋は
ややふんわりしてたんだ
形ががしっかりした渦型じゃなくて
渦が流れるようなラインをしてた 」
(・・;)
「
やわらかい石はな
総じて雰囲気や気分に作用しやすいんだ
そして指の指紋の渦が流れ目になってる者は
気分で動かされる人間が多い
だから雰囲気や
気分を作ってくれる石の方が相性がいいんだ 」
(・・;)!
「
ほら
石に気分が入ってると
雰囲気が固定化されるだろ?
だから雰囲気好きの人が
その場その場の雰囲気に染まりやすいんだ
だが石に雰囲気が入ってると
場の雰囲気に巻き込まれることを防いでくれるんだ 」
(・・;)
「
例えば
雰囲気に染まりやすいタイプが
美の雰囲気を保つ石を身につけていたしたとしたら
染まりやすい分
その美の気を増幅していくんだ
しかも他の場に行っても
その石が美の雰囲気を保つから
どんな場でも
美のオーラが保たれやすい 」
(・・;)
「
クレオパトラがエメラルドを好きだったのは
エメラルドが美の雰囲気が湧く石だからだ
エメラルドは結構もろいけど
このもろさがはかなさや異性を引きこむ雰囲気を呼ぶ 」
(・・;)
「
逆にな
硬い石は
がんとした意志を呼ぶんだ
それは美しく引きこむ幻影とは違う 」
(・・;)
「
だから
がんとした硬い石は
指紋の宿命の渦が
流れずかっちりくっきりしたタイプの者がいいんだ
指紋の図形がかっちりくっきりした人は
意思が強い分 場の雰囲気にのまれづらい
ならば自分の意志を補強してくれる
自分の意志と波長の合う硬い石の方が
本人にとって相性がいいだろ?
意思エネルギーを強めてくれるだろ?
そんな感じで個性に合わせ
石選びをしていくんだ 」
(・・;)
「
指紋の渦の見方は
図形の見方と似てるんだぞ
指の渦を図形と見て
その渦がかっちりくっきり描かれてるか
それともやや方々に流れて描かれてるか
その描き方を見て
自分の宿命を知り
それにより大まかに自分と相性のあう石を選ぶんだ 」
(・・;)
「
その基本をしているうちにな
だんだん自分の相性の石が
もっと細かくわかるようになる
ともかく一番わかりやすいのは指紋の渦だ
指の渦を見て自分の宿命を見抜き
相性の良い石を探すことだ 」
(・・;)
「
ただな
これは石選びの一例だ
自分の指紋がどうであれ
石が呼んでくれる巡りあわせもある
その巡りあわせは否定するな
石に呼ばれ
そして自分もその石と響きあったなら
それがかけがえのない巡りあわせになったりもするんだ 」
(・・;)
「
さくはな
俺よりも石の声を聴けるんだ
俺は形とか色とか
エネルギーで
ある程度こう言う場でも
シュミレートの話ができるんだが
さくはまったくの直観だが
俺よりも正確だ
俺よりも石のエネルギーを見て
選べるんだ 」
(・・;)
「
天才は天才を知る
だから俺は決めたんだ
さくのライバルになろうと
さくに負けないくらいの
石のスペシャリストにもなってやると
俺はドライブや磁場が好きだからな 」(ガオガオの言葉)
追伸
「
もう一つ言えばな
つける金属を
純銀にするか
純金にするか
銀925にするか
18金にするかによっても
石の効能は細かく変わるんだ 」
(・・;)
「
純銀は石の現物的な効能を増幅し
純金は石の想念的な効能を増幅する
それと銀925や18金は
その効能が混ぜ具合によって微妙に揺らぐ 」
(・・;)
「
俺はあまり混ぜ物が好きじゃないがな
ごはんにふりかけをかけるのが好きなやつもいるんだ
でもふりかけも
美味いふりかけと
マズいふりかけがあるだろ?
金属の調合はそれに似ている 」
(・・;)
「
錬金術は
金を作るというより
その起源は金属の配合で
運ばれるエネルギー質が変わることを研究していた学問なんだ
エネルギーが見える者からすれば
金属の調合に熱中して
金色のオーラを増幅したり
銀のオーラが集まるのが見えたんだ
それが錬金術のはじまりだ 」
(・・;)
「
俺は悔しいんだ
何で
さくは地面の石の声があんなにわかるんだ
さくには
自然の磁場が味方してるんだ 」
(・・;)
「
それと
最後に言う
月のタイミングを手にした者
その内
石に出会うぞ
そのタイミングにふさわしい石に出会う
その石との巡りあわせは
月と地球と天体緩衝が引きあわせてくれるんだ 」(ガオガオの言葉)