今夜(日本時間14日夜)大手米銀三行が相次いで決算を発表します。みどころは以下の通り。

ウエルズファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)

EPS:予想$1.02
売上高:予想210.7億ドル(前期比+0.7%)


ウエルズファーゴは通常、ガイダンスを提示しません。カンファレンスコールはNY時間14日朝10時です。

同行は海外展開を殆どしていないため、米国国内の商業銀行を巡る経営環境の指標として最も参考になるデータポイントを提供していると一般に考えられています。

また同行はとりわけ住宅ローンに強いため、この市場の動向を把握する上で同行の決算をチェックすることは欠かせません。前期のオリジネーションは470億ドル(+31%)でした。

もうひとつの注目点は純金利マージンです。前期は3.15%(-5ベーシスポイント)でした。

wfc



シティグループ(ティッカーシンボル:C)

EPS:予想$1.13
売上高:予想190.2億ドル


シティグループのカンファレンスコールは11:30amからです。前回の決算では「トレーディング環境が改善している」と楽観的なコメントをしました。現在もそれが当てはまるのかどうかをカンファレンスコールで確認したいと思います。

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JPモルガン(ティッカーシンボル:JPM)

EPS:予想$1.38
売上高:予想236.7億ドル


JPモルガンのカンファレンスコールは8:30amです。同行は前期、住宅ローン部門が-66%でした。これは意図的に住宅ローン事業を縮小していることが原因です。先日のバークレイズの銀行株カンファレンスに登壇した同行は、引き続き住宅ローン市場が厳しい環境にあることを強調していました。

JPM