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9月11日、日韓トンネル対馬調査斜坑阿連坑口のオープン式が開催されました。すでに佐賀県唐津では日韓トンネル調査斜坑が掘り進められていますが、対馬での斜坑工事は今年の6月に始まったばかり。
オープン式は国際ハイウェイ財団の主催で行われ、韓国からの来賓11人、国内外のメディア関係者を含め、約100人が参加しました。第一部は平和大使協議会会長である徳野英治・国際ハイウェイ財団会長らを中心に聖別のための儀式が行われ、続いて常陸国天満宮の神永義彦宮司と日本山妙法寺福岡道場の今中妙信住職がお祓いと安全祈願を行いました。そして、主催者ならびに来賓によるテープカットと記念撮影をもって第一部が終了しました。
第二部では、初めに大江益夫・同財団理事長が経過報告を行い、「30年前に対馬の地に入り、多くの方々に協力をいただいてきた。このトンネルは北西に向かって4m進むと1m下がる角度で進んでいき、60キロ先には韓国の巨済島がある。対馬最初の坑口が阿連坑口であり、斜坑基地は工事の心臓部分になる。阿連地区の皆様の理解と協力に感謝したい」と語りました。
続いて徳野英治会長が主催者挨拶を行い、「日韓トンネルの提唱者である文鮮明総裁は、①平和思想②国際結婚③道路建設――の3つの観点から世界平和を実現しようとされた。道路は流通と生活の動脈であり、世界を一つにすることができる。この発想から国際ハイウェイの構想が出てきた。2018年の平昌冬季五輪と2020年の東京夏季五輪で互いに助け合えば、日韓関係は改善される。それを契機に日韓トンネルの国家プロジェクト化を実現しましょう」と述べました。
そして、日韓両国から参加した来賓の挨拶が行われました。日本を代表して、川口勝之・日韓トンネル推進長崎県民会議議長が挨拶し、「日韓の友好平和を再構築するために、日韓トンネルを大目標に掲げて、日韓両国の国民が議論しながらお互いを高めていくことが最も効果的な方法だ。2002年の日韓共催によるサッカーW杯は大成功し、その後に韓流ブームが起こった。それをもう一度、日韓トンネル推進を通じて巻き起こそう」と激励しました。
また、韓国から駆けつけた尹晶老・韓国UPF会長は、「英国とフランスは100年戦争を経験したが、トンネルによって隣国経済圏を作ることになった。平和共同体を作るのが文明人である。トンネル実現のためには、まず世論形成が必要。その上で国家レベルの共同プロジェクトとなる。この現場を見れば、多くの人の心が変わるだろう。私はここに韓国から毎年1万人を連れてきて、トンネル建設を推進する世論形成ができるよう尽力していきたい」と決意を語りました。
韓国の金東旭・前国会議員も挨拶し、「私は文総裁によって任命された平和大使の第一号。文総裁は100年先を見据えた計画をいくつも出され、驚いたことが何度もある。トンネルは、両国民の世論が形成されることによって実現される。韓国国民がもっと大きな関心を持つことができるように、努力をしていきたい」と述べました。
最後に金澤義春・日韓トンネル推進神奈川県民会議議長が万歳三唱を行い、オープン式は終了しました。(記者:魚谷俊輔)
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