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Wayback Machineからの削除
2014.07.01 更新
Internet Archive(インターネット・アーカイブ)が運営するWayback Machine(ウェイバック・マシーン)からアーカイブを削除してもらう方法は2つ。
- ルートディレクトリに robots.txt を置く
- メールで削除依頼をする。
当館は robots.txt を置けないので、2.を選択しました。しかし2.は、「削除依頼者=保存されたサイトの管理者」を証明する、英語でメールを書く(Internet Archive からの返信、再送する)、という2つの難関があります。この難関を乗り越える参考資料として、当館での経験を紹介します。
「削除依頼者=保存されたサイトの管理者」を証明する
証明には、保存されたWebページと現在の削除依頼者の間に、何らかの共通点が必要です。全くの他人が削除依頼をして消してしまわないようになっているわけです。
メールアドレスが共通
- Wayback Machineに、メールアドレスを掲載したページが保存されている。
- そしてそのメールアドレスが、今も使える。
そのメールアドレスから削除依頼を送信します。メール本文内には、1.のページのURLを記載します。
URLが共通
- Wayback Machineに保存されたURLと同じURLで、今もサイトを運営している。
現在のサイト内に、削除依頼文とメールアドレスを記載したページをアップロードします。そして、記載したメールアドレスから削除依頼を送信します。メール本文内には、削除依頼ページのURLを記載します。
当時のメールアドレスもURLも、今は使えない!
保存当時のメールアドレスもURLも、現在は使えなくなってしまった場合でも、やはり何らかの方法で、保存されたWebページと削除依頼者の共通点を示す必要があります。使えるものとしては、例えばAmazonのアソシエイトIDがあるようです。
1と2で、AmazonアソシエイトIDが同じなんだからURIが違っていても同じ人物が運営しているサイトであることを示し、3で削除依頼をした人物がサイト運営者本人であることが証明できるんじゃないかと思ったわけです。
- 前のサイト(Internet Archive内)でAmazonアソシエイトIDを利用している記事を探してURIを明記。
- 同じく現在のサイトでAmazonアソシエイトIDを利用している記事を探してURIを明記。
- 2のページに削除依頼を出したメールアドレスを明記。
Internet Archive 削除依頼のその後(lush life*) ※リンク切れ
全く共通点がない場合はどうしたら良いのか? 私は分かりませんので、素直にInternet Archiveのスタッフに知らせてみてください。どのような結果になったのか、当館に報告してくださると幸いです。
もし、サイト(ブログ)を閉鎖して、メールアカウントも削除して、Wayback Machineに保存されているキャッシュも削除して、きれいさっぱり過去を清算したいんじゃ〜という場合、サイトアカウントやメールアカウントが有効なうちに、まずキャッシュ削除の依頼をするべきです。先にアカウント削除をしてしまうと、Internet Archiveへの証明が難しくなります。
英語でメールを書く
削除依頼を出して約2週間後(正確には13日後)、削除完了のメールが届き、実際に削除されていることが確認できました。(2009年秋の場合)
URLが共通の場合
宛先 | info@archive.org |
件名 | Removal Request [1] |
本文 |
Dear Sir/Madam: I am writing to advise you of a deletion request. I found out that my site is archived on the Wayback Machine by you. http://web.archive.org/web/*/http://自分のサイトのURL I hope that you will delete archives of my site. Because I posted my private information too much. [2] An evidence that I am the webmaster is posted in a current web page. http://自分のサイトのURL/削除依頼のファイル名.html The sender address of this message is written on the page. I'm looking forward to your response. Regards, ---------------------------- 自分の名前 メールアドレス |
和訳 |
担当者さま 削除依頼についてお知らせします。 私のサイトがWayback Machine上にアーカイブされていることに気づきました。 http://web.archive.org/web/*/http://自分のサイトのURL 私のサイトのアーカイブを削除していただくことを希望します。 なぜなら、私が個人情報を掲載しすぎてしまったからです。 私がそのサイトの管理人である証拠は、現在のWebページに掲示されています。 http://自分のサイトのURL/削除依頼のファイル名.html このメールの送信者アドレスが、そのページに記載されています。 対応していただけることをお待ちしています。 よろしくお願いします。 |
サイト内にアップロードする削除依頼ファイル </HTML>の後に、広告タグが自動挿入されています。その部分を削除して使ってください。 |
- Removing Documents From the Wayback Machineに掲載されているメルアドの件名に、これが指定されています。メールフィルタを利用して件名で振り分けているかもしれないので、変更しないほうが良いかも。
- The Internet Archive's Policies On Archival Integrity and Removalを読むと、それなりの理念があってアーカイブしているのであり、削除するにもそれなりの理由が必要な感じです。でもこんな大ざっぱな理由でも、削除に応じてもらえました。
メールアドレスが共通の場合
上記URLが共通の場合の赤字部分を、以下のように書き換えます。
An evidence that I am the webmaster is archived on the Wayback Machine.
http://web.archive.org/web/日付け/自分のサイトのURL/メルアドがあるファイル名.html
The sender address of this message is written on the page.
私がそのサイトの管理人である証拠は、Wayback Machine上にアーカイブされています。
http://web.archive.org/web/日付け/自分のサイトのURL/メルアドがあるファイル名.html
このメールの送信者アドレスが、そのページに記載されています。
AmazonのアソシエイトIDが共通の場合
上記URLが共通の場合の赤字部分を、以下のように書き換えます。
An evidence that I am the webmaster is held in an archived web page and a current web page.
http://web.archive.org/web/日付け/自分のサイトのURL/AmazonアソシエイトIDがあるファイル名.html
http://現在のサイトのURL/AmazonアソシエイトIDがあるファイル名.html
The sender address of this message is written on the current page.
私がそのサイトの管理人である証拠は、アーカイブされたページと現在のページにあります。
http://web.archive.org/web/日付け/自分のサイトのURL/AmazonアソシエイトIDがあるファイル名.html
http://現在のサイトのURL/AmazonアソシエイトIDがあるファイル名.html
このメールの送信者アドレスが、現在のページに記載されています。
証明するものがない場合
上記URLが共通の場合の赤字部分を、以下のように書き換えます。
I am sorry to say, I have no evidence of that I am the webmaster.
Now I cannot use neither my email address nor my site's URL that were archived.
I don't know what to do.
申し訳ありませんが、私がサイト管理人であるという証拠は何もありません。
今は、アーカイブされた当時のメールアドレスもサイトのURLも使えません。
どうしたら良いか分からないのですが。
英語が間違っていても察してくれるし、証明に不備があれば、どうすべきかという指示が返信されます。あんまりビクビクしなくても大丈夫だと思います。
Internet Archive からの返信
返信期間
私の場合(2009年秋)は、この削除依頼を出してから約2週間後(正確には13日後)に返信が来ました。比較的古いWebサイト(ブログ)による情報では、短い日数(2-3日程度)で対応してもらえた感じがあります。また、2010年3月の時点で「1ヶ月前に送ったのに何の連絡もない」という報告も(その後どうなったのかは不明)。2010年3月下旬に削除申請をし、2010年10月上旬に再送後、2011年1月上旬に削除が確認できた例もあります(メールによる返信はない)。
日本企業の迅速な対応に慣れていると、1週間も経過すれば不安になってきますが、少し気長に待ってみてください。作業が遅れている理由は、たぶん、削除対応も含めた業務の多さと、スタッフの人数が釣り合っていないだけだと思います……(ここ数年、アーカイブデータを新しいデータセンターに移行していることも要因かもしれません)。
Internet Archive の本部は、時差17時間のサンフランシスコです。おそらくメールの返信もここから出されているはず。週明けは、休日中に溜まったメールを企業が返信してくれる日です。しかし、日本では月曜日の勤務時間帯でも、サンフランシスコはまだ日曜日。このへんも考慮して、焦らず待ちましょう。
早く返信(処理)してほしいとき
件名は「[ASAP]
Removal Request」というように、ASAP(至急)を付けるとか。本文の部分を「I hope that you will delete archives of my site right away.(すぐに私のサイトのアーカイブを削除して……)」「I'm looking forward to your
quick
response.(迅速に対応していただけることを……)」にするとか。多少の工夫はできます。ただし、これを付け加えたからといって、優先的に処理してもらえるとは限りません。早く処理してほしいのは皆同じです(たぶんものすごい量の削除依頼が届いている)。まあ書いておけば、「気持ちは」伝わるでしょう(^^;)。
もしどうしても優先的に処理してほしい事情があるならば、それ相応の理由(個人情報を掲載しすぎてしまった結果、今どんな危機に迫られているのか)を英語で書く必要があります。が、私はそのための情報提供・協力はできませんので悪しからず。
裏技として、Internet Archive が各スタッフに割り当てた個人アドレス(個人名@archive.org)宛に送信すると、すぐに対応してもらえた、という情報もあるようです。私は実際に試したわけではなく、その個人アドレスの紹介もできません。実践してみたい人は、ネット検索して自己責任でどうぞ。
返信メールの内容
当然ながら、件名・差出人・本文とも英語で来ます。迷惑メールと間違えないように注意! 返信メールの件名は Re: [Info] Removal Requestでした。送信者アドレスは、Internet Archive が各スタッフに割り当てた個人アドレス(個人名@archive.org)です。このようなメールに注意して、メールチェックをしてみてください。
本文は、Hello, で書き始まり、「あなたのサイトは、現在Wayback Machineから取り除かれています。実際の効果が出るまで1日間ほど待ってみてください。何か質問があれば私にお知らせください」というものでした。修飾句を全部取っ払えば、単純な現在完了形「The site has now been excluded」。excludedは「取り除かれる」です。同じ文面を使い回しているかどうかは分かりませんので悪しからず。自動翻訳でも大体の意味は分かると思います。
ちなみに、削除完了メールに対する返信は出しませんでした。きっと世界中からメールが来ていて、お礼メールは鬱陶しいかと(いうのはいいわけで、英語で返信を出すのが面倒なだけ ^^;)。
再送する
依頼メールを送ってから1ヶ月経っても反応がなければ、再送してみても良いでしょう。ただし、短期間に何通も再送しても、くじの抽選みたいに確率(優先順)が変わることはないと思います。
宛先 | info@archive.org |
件名 | [Resent] Removal Request |
本文 |
Dear Sir/Madam: So far, I have not received any word from you that I wrote you about removal request a month ago. Your prompt attention in this matter will be appreciated. I attach the last message to the following to make sure. Regards, ---------------------------- 自分の名前 メールアドレス To: info@archive.org From: 自分のメールアドレス Date: Apr 1 2010 21:30:42 (JST) Subject: Removal Request Dear Sir/Madam: I am writing to advise you of a deletion request. (以下、前回に送ったメール文が続く) |
和訳 |
担当者さま 1ヶ月前に削除依頼の件でメールを差し上げたことについて、 今のところまだ何もお知らせを頂いていません。 早急にお返事をいただけたらありがたく思います。 念のため、以下に前回のメールを添えておきます。 よろしくお願いいたします。 |
a month ago は、1ヶ月前。その時の期間に応じて変更してください。しびれを切らして1週間後に再送したのに、そのまま使わないように(笑)。
- 1週間前:a week ago(2週間前:two weeks ago)
- 10日前:ten days ago
- 半月前:half a month ago
- 1ヶ月前:a month ago(2ヶ月前:two months ago)
- 1ヶ月半前:a month and a half ago(2ヶ月半前:two and a half months ago)
- 1ヶ月以上前:over a month ago(3ヶ月半以上前:over three and a half months ago)
- 約1ヶ月前:about a month ago(約2ヶ月前:about two months ago)
前回のメールの日付は「月,日,年」の順で。スラッシュ表記「04/01/2010」は避けた方が良いでしょう(イギリス式では1月4日になる)。月は面倒でも January などの単語で、年は4ケタをきちんと書くほうが誤解されません。また、時差がある地域に送信するときは、表記した時間が日本標準時(JST)であることを明確にします。
無料で翻訳します
英語が苦手な方のために、Wayback Machineから削除するための翻訳(英語⇔日本語)を無料でお手伝いします。ただし、条件が4つあります。
- 最初の1通目はお手伝いしません。
Internet Archiveへのファーストコンタクトとなる1通目の送信は、お手伝いできません。これまで説明してきた情報や例文を元に、自力で頑張ってみてください。 - Internet Archiveからの返信があり、すんなり削除してもらえない場合にお手伝いします。
お手伝いできるのは、まずInternet Archiveからの返信があり、どうやら1通目のメールでは削除してもらえなさそうだ……というトラブル時です。何度メールを送信しても削除してもらえないし返信もない……という場合は除外します。
※ 削除基準に合わない、証明に不備がある等の場合で削除してもらえない場合でも、本来ならばそれを説明したメールが来るはずです。メールが来ない場合は、適度な間隔を空けて、1通目のメールを再送してみてください。 - お返事は一週間程度かかるかもしれません。
お急ぎの場合はその旨書いていただければ頑張りますが、当日中の返信を望むような短気な方はご利用をご遠慮ください。 - 最終的にどうなったか、報告してください。
当館ではWayback Machineからの削除に関する様々な事例を集めたいと思っています。私は無料で翻訳しますので、その代わりとしてきちんと最後まで情報提供していただきたいと思っています。
上記の条件に当てはまる(承諾できる)方で無料翻訳を利用したい方は、メールフォームに以下の内容を記述して送信してください。
- 返信用メールアドレス(証明用アドレスとは別でもOK)
- 状況説明(いつ頃どんな内容を送信してこういう返信が来た、とか)
- 翻訳してほしい英文または和文
※ 削除したいサイトのURLや証明用メールアドレスを私に知られたくない場合、そこは伏せ字でもOKです。その場合、http://hogehoge.com とか xxx@xxx.com などのように、URLやメールアドレスと分かるような形で残してください。そのまま伏せ字で翻訳しますので、適宜本来のものに置き換えてInternet Archiveに送信してください。
最後に
このページが多くの日本人の方に役立っているようで、ページ作成者としては嬉しいです。しかしそれは、このページの英文をコピペしている人が何人もいることを意味します。
あなたにとってはたった1通のメールでも、Internet Archive のスタッフから見れば、日本人が書いたメールはみんな同じような文になっているかもしれません。このページの英文を参考にしつつも、できるだけオリジナリティのある文章で書く方が、スタッフも本気で作業してくれるかもしれませんよ。健闘をお祈りします。
アカウント再取得の場合
特殊な想定事例として、アカウント再取得の場合について。Webサイトのアカウントを解約後、すぐに(あるいは一定期間をおいて)アカウントを再取得できてしまうことがあります。
- あなたは Internet Archive にアーカイブ削除を申請、削除完了(削除といっても、データが綺麗サッパリ失われるわけではなく、Wayback Machine から取り除かれる(removed, excluded)だけで、どこかにデータが残っている)
- 「削除依頼者=保存されたサイトの管理者」の証明が終わったので、Webサイトのアカウントを解約
- 全くの他人(Aさん)が、そのアカウントを再取得し、あなたと同じURLでWebサイトを運営
- Aさんのサイトが Wayback Machine にアーカイブされないことに気付き、Internet Archive にアーカイブしてくれるよう申請(=あなたによる削除申請をAさんが取り消すことになる)
この場合、あなたのWebサイトのアーカイブも再び利用できる状態になってしまうのか??
- そもそも、一度削除申請したものを、再び解除することができるのか?(「Blocked Site Error」は表示されなくなるのか?)
- 削除申請者と解除申請者が同一人物であることの確認があるのか?
- もし解除できるなら、削除(除去)された古いデータを Wayback Machine に戻すのか? あるいは、解除申請以降の新しいデータだけをアーカイブしていき、古いデータは取り除かれたままになるのか?
現在、 Internet Archive に問い合わせ中です。回答を得られたら報告します。(2010.04.14追記)
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