今週10月12日(日)~10月18日(土)の言葉です。
飛行機は墜落すると思って35歳まで怖くて乗れなかった。
今年のノーベル物理学賞が、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏に授与されることとなりました。受賞理由は、日本語で「高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明」です。いわゆる青色LEDについての研究です。
LEDは今や、信号機や家庭の照明などあらゆるところに使われています。そして、製品にもよりますが、従来の数倍から数十倍の長寿命が実現されました。エネルギー消費時代に省電力な点には大きな価値があるのでしょう。
あらためて本当におめでとうございます。
というわけで、今週は、中村修二氏の言葉を選んでみました。
中村修二氏は愛媛県で生まれ、大学時代は徳島大学に通い、就職後も徳島県の日亜化学工業に勤めました。アメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授職に就くまでずっと四国を拠点に活動していたのです。
35歳ではじめてアメリカに行くまで飛行機も乗ったことない。(徳島から東京への出張も電車で行っていたみたいです。)そして、英語も不慣れで、46歳で英語による講義を前にして、気絶寸前だったとインタビューで語っています。
しかし、今では、世界で活躍する研究者になりました。こういうことから、私は、何歳からでも挑戦できるというメッセージを受け取りました。それを象徴する言葉として、「飛行機は墜落すると思って35歳まで怖くて乗れなかった。」という言葉を選んでみました。
中村修二さんは、殻を破って四国から世界へ飛び立てたとも考えられますね。
怒りのブレイクスルー―常識に背を向けたとき「青い光」が見えてきた
- 作者: 中村修二
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
先週の言葉
議論しすぎることの副作用 古代ローマ人シルスの言葉 - 有限な時間の果てに
そもそも、今週の言葉とは?
サイドバーに今週の言葉というコーナーを作りました。 - 有限な時間の果てに