2014年09月06日

新橋、浅草橋、そして南古谷

/ORAGA@新橋にてつけ麺/麺屋まぜはる@浅草橋にて台湾まぜそば/中華そば田家本店@南古谷(埼玉県川越市)にてラーメン5種類の試食会/

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 今日は夜、日が沈んだ頃に埼玉で試食会に呼ばれているので、その待ち合わせ時刻から逆算しての食べ歩くかな。
 朝はゆっくりたっぷり寝て、気持ち、身体を休めて、いざ。

 快速急行に乗り損なったけど、急行で新宿へ、山手線で新橋へ。
 新橋駅烏森口を出て、ニュー新橋ビルの脇を北上して、ケンタッキーのある角を左、つまり西へ入っていきます。
 次の交差点までの柳通を過ぎ、虎ノ門ヒルズが見える大通りを渡ると、右手に看板も暖簾もないのに人が沢山並んでいる飲食店らしき入り口が見えてきます。
 ORAGA@新橋、そう、アイツが新橋に帰ってきました。

 後ろを向いて懐かしんでも、下を向いて泣いていても、一秒は一秒、何も変わらない。
 それなら前を向いて笑って歩こう
 (本文とは関係ありません)

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 新橋に「新橋おらが」として、2008年3月17日に創業、2010年1月31日に突然の閉店。
 同年3月31日に復活、ビルの建て替えのために同年10月30日に閉店。
 2011年3月4日に西五反田にて『おらが』から『ORAGA NOODLES』に変更してオープン、2013年5月6日に閉店。

 随分前から復活を聞いていましたが、9/1にゲリラ開店(笑)、9/2からはグランドオープンしました。
 グランドオープンと言っても昼営業のみから、11時30分スタートで売り切れ終了までなので15時前後には閉店されます。
 12時半過ぎに到着すると外待ち6人と「いつも通り」の混み具合、リスタートと言え、ラーメンフリークやメディアが取り上げなくてもこの混み具合。
 ORAGAファンが必ず復活するとずっと待ち望んでいたという、紛れもない証明。

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 派手な看板も多くの幟も全くない店先、ラーメン屋どころか飲食店にも見えません。
 通り掛かった地の人は、お店を覗き込んで「ラーメン屋さんなのかな?」の顔で通り過ぎていきます。
 10分ほどしてホール担当の女性店員さんが「お次の方、食券をどうぞ」と声を掛けています。
 ひょっとして五反田時代と同じ店員さんかな、と、自分の番の時に「お久し振りです」とお声掛けしたら、覚えて下さっていました。

 メニューは塩味(ホタテの69(ロック:岩塩のこと))と豚骨醤油の二種類、それぞれラーメンとつけ麺があります。
 たとえ券売機上部が塩味でも、ここはORAGAの基本の味である豚骨醤油味、さらにつけ麺を食べるでしょう。
 食券を買ったらいったん店外に出て並び直し、再び声を掛けられて店内へ、真っ直ぐなカウンター7席は五反田時代より少し広い感じです。
 厨房には駒店主さんともう一人の二人体制、駒店主さんを二年振り位に見たけど、さらに痩せた感じ。
 ホント、身体には気を付けて下さいな。
 食券を渡してしばらく待っていると、女性店員さんが近寄ってきて「味濃いめにしますか」と聞かれましたので、「お願いします」と。

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 座ってから10分ほどしてつけ麺780円、おお、五反田時代と同じ丼を使われています。
 極太麺を二本ほど食べてみると、ぷりっぷりの跳ね返すような弾力のカネジン食品特注麺、ああ、これこれ。
 つけ汁をレンゲで味わってみると、豚骨出汁、魚介出汁に、氷下魚(こまい)のダシを合わせたトリプルスープ、ああ、これこれ。
 麺をつけ汁に浸して食べてみると、何度も何度もスープも麺も変わっているけど、その全てがORAGAの味、美味しいなぁ。
 つけ汁には刻みタマネギがたっぷり入っていて、角切りのチャーシューに材木メンマも沈められています。
 食べ進んでいくと、最後の方で僅かに柚子片。

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 どんなに美味しいつけ麺でも食べてしまえばいつかは食べ終わってしまう。
 食べ終わってスープ割りをお願いします。
 割スープは専用に用意されている氷下魚出汁スープ、ああ、これこれ。
 ああ美味しかった、ご馳走様でした。

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 その後、カフェ・ド・クリエ西新橋二丁目店にてコーヒー260円。
 店先のガラス戸越しに店内を覗いたら、カウンター席に電源コンセントがあったので入店。
 アイフォーンを充電しながらFacebookやTwitterをやっていたら、コーヒーを飲み終わってしまって。
 カフェ・ド・クリエではワンモアサービスを実施されていて、二杯目は100円(一部、150円)なので、アイスティー100円。

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 次の店の昼営業に間に合わなかったので、夜営業開始時間と、今いる場所をから歩いていった場合の時間を計算して。
 一時間強、歩いてみました。
 銀座を南北に突っ切るのは楽しいですね、東京駅もそうなんですけど。

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 夜営業開始直後に麺屋まぜはる@浅草橋(台東区浅草橋)、閉店した豚骨ラーメンの萩の跡地ですね。
 お店にも確認しましたが、はなび出身のてっぺん@名古屋市で修行された方がオープンされたお店です。
 台湾まぜそばと言ってもはなび、てっぺんの二店が抜きんでているので、その二店の支店や独立店が東京で勝負、ということなのでしょうか。
 開店直後の一週間程度はメニューを絞ってサービス価格で提供されていたので、サービス提供期間が終わった頃を見計らっての訪問です。
 全く同じ商品なら安い方が嬉しいけど、意図して麺量やトッピングを調整されている可能性もありますし、逆にサービス提供期間で味や量を調整されるかも知れません。
 いずれにしろ、「これから東京で勝負していく味」を確認したかったのです。
 夜営業直後の訪問、店先に券売機が置かれているので、食べるラーメンがじっくり検討できます。
 メニューは台湾まぜそばイチオシで、まぜそば、塩ラーメン、醤油ラーメンなど。
 「まぜそば」はスタンダードは「まぜそば」ですが、全部乗せは「台湾まぜはるスペシャル」と「まぜそば」と「まぜはる」を使い別けています。

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 食券を買って店内へ、店内は以前のお店の老朽化した部分を補修しただけに思えるほど変わっておらず、椅子の配置も厨房向きと反対側の壁向きのカウンターのみ9席と同じです。
 店員さんに食券を渡すと「にんにくを入れますか」と聞かれるので、「お願いします」と答えます。
 後で知りましたが、ニンニク量が調整出来ますので、「無し(要りません)」「少なめ」「普通(お願いします)」「多め」のいずれかで答えるべきでした。

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 程なくして台湾まぜそば800円、この石焼きビビンバで使われる器に似た厚手の器こそてっぺんでの修行の証し(てっぺんは白でしたが)。
 ネギは白ネギの初期版(ちなみに次期版はネギが九条ネギ)、味の主体は辛味のハッキリした台湾ミンチとニラ、そして刻み海苔に魚粉。
 麺の製麺所は聞き忘れましたが、「テボザルに擦り付ける」タイプの太麺を良くかき混ぜて食べると、愛知の春日井で食べた時の感動が蘇ります。
 まんまてっぺんの味じゃないですか、美味しいなぁ。

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 完全に好みだとは思いますが、初めは美味しいのですが食べ進んでいく時の台湾ミンチの支配的な味が苦手で、途中で唐辛子酢と自家製辣油を適量入れて味変します。
 汁気が少しだけ足され、とても食べやすくなって麺を食べきります。
 追い飯に対応するために台湾ミンチとニラを多めに合わせてあり(海苔は汁気を吸ってしまうので多くしない)、麺を食べ終わった丼を店員さんに渡して追い飯を入れてもらいます。
 とても美味しく頂けました、ご馳走様でした、また、食べに来ます。

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 その後、少し早かったけど埼玉に向かいます。
 浅草橋から秋葉原、秋葉原から赤羽、赤羽から埼京線川越行きで南古谷へ。
 待ち合わせ時間の30分前に着いたけど、コンビニしか時間つぶしができず、だからといってコンビニで立ち読みするわけにはいかず、駅の改札を出たところでぼけっと。

 1人2人と集まってきて、その中で主催者の車でお店まで、バス通りではなく、歩くと30分ほどだそうです。
 中華そば田家本店@南古谷(埼玉県川越市)、以前は支店や関連店もあったとか、聞きかじりで書くことはやめておきます。
 お店は30人程度入れそうなほど広く、店内左手のテーブルが並べてある小上がりに。

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 今日は今月から味をリニューアルされたラーメン5種類の試食会です。
 お客さんの評判は上々ですが、「本当にラーメンの味が分かる人に評価してもらいたい」とのこと、なぜ私に声が掛かったのか分かりません。
 初対面の人にハンドルを名乗ったら、10年前の話しを持ち出されたり、そしたらラーメン王に「ブログ、リニューアル中なんだから」と言われたり、冷や汗をかきながらラーメンの出来上がりを待ちます。

 お客さんが中々途切れずに、30分ほど待って中華そば(醤油)750円、いわゆる「券売機左上のメニュー」です。
 見た目からして美味しそうで、冷めないうちに取り分けて頂いてみると、何が心配なのか全く分からないほど美味しいスープ。
 サンマ節メインで、鰹節も合わせ、鶏ガラ出汁スープで支えています。
 醤油ダレは生醤油でその良さを活かしきっており、丸富製麺の細麺がとても良く合います。
 出来上がるまで三日もかかるというレアチャーシューが二種類、美味しすぎますって。
 なんの問題もないバランスの良いラーメン、そりゃ、どうしてもと言うならコメント出来ますけど、明日から都内で勝負できますって。

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 二杯目の前にチャーシューを別皿で。
 クンパーダーだとか、蒸しているとか聞きましたが、チャーシューの美味しさに気を取られていて聞き損ないました。

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 二杯目は塩そば750円、
 天日塩、沖縄の深海の塩、など5種類の塩タレをベースに、中華そばと同じスープで仕上げてあります。
 こちらのスープはぐっと甘味を感じますね、チャーシューを別皿にしたので特に甘味を感じます。
 やや固めに茹で上げた細麺がばっちり、これは美味しい、こちらの方が好みです。

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 続けて秋の限定メニューの海の潮そば800円
 鶏ガラスープに細麺、浅利、海老、ホタテなどの旨味を合わせてあります。
 一つ一つの食材の味ははっきり主張していますが、決して出過ぎておらず、なんというバランス感覚、素晴らしい。
 というか、限定メニューなんだから遊びやはみ出しが合った方が楽しみがあると思うけど。

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 麺の太さだけ違うラーメン、先ずは煮干そば800円。
 通常は太麺提供ですが、お店としては細麺がオススメなので食べ比べてもらいたいとのこと。
 うるめ鰯、片口鰯、鯵煮干しからエグ味がでる寸前の煮干しスープ、タレは醤油、ここまで美味しい煮干しスープは久し振りかも。
 このスープの味わいを最大限に活かすなら細麺以外にあり得ない、ホント美味しい。

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 最後に同じ煮干しそば800円の太麺仕様。
 埼玉から西東京に渡る一体は武蔵野うどん文化なので、この太さであってもこの地なら苦手どころか大歓迎に受け入れられると思います。
 三つ葉がビシッと効いていい感じです。

 いやぁ、美味しいラーメンを頂きました、ご馳走様でした。
 帰りは新宿駅まで送ってもらって、大変助かりました。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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