しかし、ついさっきまではご飯だった。
口に入り、咀嚼され、胃の中でゲロになった。
ゲロになった私は酸味のきいた臭いを放ちながら幽門を通り抜けた。
十二指腸にて中和されることで臭いは消えたが、今度はたん汁により茶色く着色された。
ああ、やっと外に出られる。
しかし、肛門はきつく閉まっていた。
私はとにかく外に出たかった。
外からなにやら声が聞こえてきた。
「次は~○○駅~、○○駅~」
どうも私の主は電車に乗っているようだ。
どうでもいいけど早く出たい!
思えば思うほどに、肛門はきつく閉まった。
「○○駅~、○○~に到着です。足元にお気をつけて~~」
突然、体が上下に揺れ始めた。走っているのか。
括約筋は閉まっているが肛門は広がり始めた。
ダメだ。もう出、出る。これほどの刺激を与えられたら。ああああああああああ!!!!!!
ブリッ!!
(゚▽^*)ノ