「有機農ウエハース」が基準値の280倍を超える細菌に汚染されていることを知りながら、100万個以上を市場に流通させたとして、クラウン製菓の関係者3人が逮捕・起訴された。
ソウル西部地検の不正食品事犯合同捜査団(イ・ソンヒ部長)は9日、上記の容疑でクラウン製菓の生産担当取締役(52)と鎮川工場長(49)、品質管理部長(44)の3人を逮捕・起訴するとともに、法人としての同社と元生産担当取締役など4人を在宅起訴した、と発表した。
生産担当取締役らは2009年3月から最近まで、自社の工場で生産された有機農ウエハースから、基準値を超える微生物や黄色ブドウ球菌(食中毒菌の一種)を検出しながら、製品を廃棄せず市場に流通させた疑いが持たれている。摘発された製品の一部からは、基準値の280倍となる1グラム当たり280万個の細菌が発見された。これまでに市場に流通した製品は100万個、価格の総額は31億ウォン(約3億1400万円)に上る。同じ生産ラインで生産された製品から基準値を超える細菌などが発見された場合、その生産ラインで生産された製品を全て回収するか、廃棄しなければならない。ところが容疑者らは、問題の製品を任意で再検査しただけで出荷していた、と検察は説明した。
製品から発見された黄色ブドウ球菌は、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌とともに「3大食中毒菌」に挙げられる細菌で、食中毒だけでなく、皮膚炎や中耳炎、膀胱(ぼうこう)炎などの病気も引き起こす。
クラウン製菓は「工場での自主的な検査や外部の専門機関による検査などを経て品質管理に努めてきたが、一切の責任が当社にあることを痛感している」とコメントした。同社は先月26日から問題の製品を回収する措置を講じている。