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itouitou  - ,  09:00 PM

人は仲間はずれにされると「逸脱した行動」を取りやすくなる:研究結果

人は仲間はずれにされると「逸脱した行動」を取りやすくなる:研究結果

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Inc.:ジョージア大学テリー・ビジネス・カレッジの新しい研究によると、職場に疎外感を感じている人がいると、いろいろ良くないことが起こるそうです。

「グループから明らかに仲間はずれにされたり、ひどい扱いを受けたとき、人がどのような反応を示すか、私たちはすでに知っています」とJournal of Applied Psychologyに掲載された論文の共著者で、UGAの経営学の教授である、マリー・ミッチェル(Marie Mitchell)さんが、サイエンス・デイリー紙で話しています。「とはいえ、私たちがそもそも確かめたかったのは、『不確かなときに人はどう振る舞うか?』でした」


今以上のことをしないといけない


ランチやハッピーアワーに誘われないと、仲間はずれにされたと感じます。同僚のことが信じられなくなったとき、問題が起こります。

「仲間はずれにされるリスクを感じた人は、自分の性格や特質のせいで、グループに価値を認めてもらえていないのだと考えます。そして、自分の価値を証明するために、今以上のことをしなければと思うのです」とミッチェルさんはブログに書いています。

疎外感を感じたメンバーは、同僚の足をひっぱったり、自分のグループを有利にするためにズルをしたり、他のグループに堂々とウソをついたりします。こうした行動は職場の雰囲気を悪くし、不信感を蔓延させます。


疎外感を感じるとウソを言いやすくなる


仲間はずれが企業に悪い影響を与えることを検証するため、ミッチェル氏と共著者は、ある実験を行いました。

被験者たちは性格テストを受け、4人グループに分けられ、互いに15分間会話するように指示されます。その後、これから2つのテストに取り組み、他のグループとスコアを競うことを告げられます。

最初のテストは4人全員が取り組みます。その後、次のテストに進むかどうかは、他の3人のメンバーの投票によって決まると知らされます。そして、次に進むべきだと思うメンバーの名前を書くように指示されます。

2つ目のテストに取り組んだ後、被験者たちは先ほどの投票の結果を知らされます。その際、一部の被験者には、チームの1人からしか投票されなかったと伝えます。残りの被験者には、3人全員から投票してもらえたと伝えます。

つまり、一部の被験者が疎外感を感じるように仕組まれています。最後に被験者たちは、アナグラム(文字を並べ替えて別の言葉をつくる問題)を何問解けたか報告するように言われるのですが、ここでもうひとつ仕掛けがあります。2つ目のテストで与えられたアナグラムは、すべて解けないようになっています。解けたと報告した人は嘘をついていることになります。

結果、多くの人がインチキをしました。「一般的に、人はこうした状況に置かれると、自分の成果について嘘の報告をする傾向があるものです」とミッチェルさん。「しかし、社会的認知に対する要求が高く、さらに疎外感を持っている人は、はるかに高い確率でインチキをします


疎外感はチームにとって害になる


あなたが管理職なら、ここから学べることは明白です。疎外感を感じているメンバーがいたら、それを解消すべく働きかけてください。また、チームが閉鎖的にならないように常に気を配ってください。疎外感を感じているメンバーには、すべてを自分のせいにしないように諭します。仲間はずれではなく、相手がただ忙しかっただけかもしれません。

最終的には、メンバーが素を出せるような環境をつくるのが理想です。素を出せれば、本人が楽になるだけでなく、他者からの評価も高まります。ありのままの自分を受け入れるほど、周囲はその人に魅力を感じるものです。


What Happens When Employees Feel Left Out at Work|Inc.

Jill Krasny(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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