クリエイター

著者

橙乃ままれ

熱に浮かされたように書いた2009年の秋から一年以上が経過しました。 勢いだけで突っ走った三ヶ月は貴重で、長いお話を書く難しさと楽しさを教えてくれました。Web版が、大勢の人に出会って、応援してもらったことは、宝物のような記憶です。
全ての物語はそうですが、台詞だけで構成されたこのお話は特に、読んでくれる皆さんが、頭の中で登場人物の声や息づかい、気持ちを感じてくれたときに完成します。だから、お話を書いたのが僕でも、完成させるのは、読んでくれる皆さんです。
書籍版は、新しい読み手の方と出会うために、多くの方の力を掛けて、判りやすく、ちょっぴり(かなり)豪華になりました。
手に取ってくれた皆さんの中で、このお話が完成すれば、嬉しいです。
総監修

桝田省治

書籍化にあたり、おおきく分けて選択肢は二つあった。
ひとつは、話題性のあるうちに一日でも早く本のカタチにして出版すること。
もうひとつは、いろんな方に長く読んでもらえるよう手をかけること。
僕らが選んだのはもちろん後者。
理由は、「まおゆう」の普遍性と可能性を確信していたからだ。
だが、それをどこまでうまく伝えられたかは正直まだわからない。
ただ、気概の幾分かは、toi8さんの描いた5巻分のジャケットを見てもらえれば、伝えれられたんじゃないかと思う。
脚注・設定監修・
地図作成担当

山北篤

「こいつ何者?」
最初に読んだときに思わず出たのが、この台詞。
科学技術から、社会科学・人文科学まで、あたるを幸い使いまくってる。知識だけならまだしも、この作者はそれを物語に組み込んでちゃんと活かして使いこなしてるじゃないか。
幅広い知識とそれを使いこなす創造力、このどちらかを持っている人間はそこそこいるのだが、両方を兼ね備えた人間にお目にかかることは、滅多にない。
だから、そういう人間を見てしまうと、冒頭の台詞になってしまう。
このサイトを見た諸君、こいつは滅多にない才能だから、ぜひその作品に酔ってほしいな。
脚注・設定監修担当

細江ひろみ

悪口繋がりは炎上して草一本残さないが、面白繋がりは再生産されジワジワ拡大していく。まおゆうが面白かったから、面白いと言う人がいて、レビューする人がいて、解説を書く人がいて、ファンアートを描く人がいて、マンガを描く人がいて、動画を作る人がいて、書籍化しようとする人がいた。各キャラのデザインのベースを決める時も、ファンが各キャラにどんなイメージを持っているか? からリサーチして、これがこうしてこうなった。
キャラクター原案・
本文イラスト担当

水玉螢之丞

キャラクターのビジュアルなんて、ほんとは、読んだ人の数だけあるのが当たり前。この書籍版を見て、「コレはオレの魔王と違う!」と思う人もいるだろうし、「ファンの絵師さんがネットに貼ってた絵のほうがぴったりなのに」ていう人もたくさんいると思う。
しかもこの「まおゆう」は、各キャラが立ちすぎてる。魅力がありすぎる。それでも具体的なイメージを決めてしまうことが必要だった理由、それは桝田さんの「コスプレの資料になるものが必要だよね」のひとこと。
この本がたくさんの人に読まれたら、コスプレしたくなる人も出てくるかもしれない。型紙作ったりするときに役に立つ「設定」があったほうがいいじゃろ、ていうことです。
将来、イベント会場などで、遠くからでも「あ、あそこに魔王のコスプレさんがいる!」て見つけることができる/見つけてもらえるような「記号」として、書籍版のキャラクターデザインが機能してくれれば幸いです。
キャラクター原案・
本文イラスト担当

toi8

渡された5巻分のゲラ、その分量に気圧されつつもその圧倒的な面白さに一気呵成に読んでしまいました。
webに掲載された当時には読んでない、遅れてきた子の後ろめたさはあるのですが、書籍から入る、大勢の中の一人として、この本の制作に関われた僥倖をかみしめています。
3子弟がすきですよ。ぼくは。