2014年10月11日11時43分
高校野球の甲子園大会で春夏計7度の優勝を誇るPL学園(大阪)が、来年度は硬式野球部の新入部員を受け入れないことが11日、分かった。すでに、保護者に文書で通達している。近年は部員間のいじめや暴力などの不祥事があり、昨年4月から事実上の監督不在が続いていた。
10月9日付の文書は、小野久彦・学校法人ピーエル学園理事長、正井一真・PL学園中・高校長の連名によるもの。監督適任者が見つからず、「このまま新たに(中略)新規部員を受け入れることは、本校の教育責任を十分に果たすことができず」、入学を希望する中学3年生の受け入れを停止するなどと書かれている。また、メディアなどの問い合わせには「コメントを差し控えます」としている。学校関係者は「この措置が永久的に続くわけではない」としているが、将来的な部の存続も不透明になった。
PL学園は2001年に部員間の暴力事件で対外試合禁止処分を受け、夏の選手権大会に参加できなかった。昨年も部員同士の暴力が発覚し、夏の大会出場の道が断たれた。当時の監督が退任してからは、野球経験のない正井校長が監督を務めている。
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