2014-10-11
■肉の天才、格之進
こないだみんなでバーベキューをしよう、ということで声をかけたら、「友達連れて来ていいですか?」と言われたので「いいよいいよ」と答えると、六本木で格之進Rと格之進Fの社長の千葉さんがやってきた。
僕はオリンピックで30%引きで打っていた安い肉をみんなで食おうと思っていたのだけど、千葉さんがガチのLボーンステーキを持って来てしまったので、もはや全く別の主旨の会になってしまった。
この千葉さんがすごく面白い人で、美味い肉の育て方から、焼き方、寝かせ方、遺伝子からなにから、とにかく本職の肉のプロらしくて肉に対する拘り、フェティシズムがハンパない。
するとひょんなことから昨夜、肉会をやるのでYou、来ちゃいなよと千葉さんに誘っていただいたので初めて六本木一丁目の格之進Fに。
これがLボーンステーキ
千葉さん曰く、TボーンステーキとLボーンステーキはぜんぜん違うのだと言う。
僕はニューヨークのピータールーガーステーキハウスに行って食べたTボーンステーキが至高のステーキだと思っていたので、なぜLボーンステーキが素晴らしいのかということを知らなかった。
もともとTボーンステーキは、リブロースとフィレが、骨を挟んで左右にある形で、いわばリブとフィレを両方楽しめるのが特徴。
ところが千葉さんに言わせれば「リブとフィレを同じ焼き方で焼くなんて言語道断」だ、そうなのである。
だからTボーンステーキと同じ部位を使いながら、敢えてリブのLボーンと、ヒレを別々に焼いて出してくれた。
しかも、Lボーンも、脂をかけながら焼いたものと、ただ普通にグリルしたものでは味も火の入り方もぜんぜん違う。
右がふつうにグリルしたもの、左が脂をかけながら焼いたもの。
なるほど、普通にグリルしたほうが焼き色が濃くつくけれども、中はより赤い。コントラストがハッキリしているのに対し、脂を丁寧にかけながら焼いたものは、全体に火が通って触感さえも違う。
こっちはフィレ。
確かに焼き方がぜんぜん違う。
奇麗なピンク色で、触感はプルップルのフワフワだ。
美味い。これは美味い。
僕も肉は牛角からゆうじからピータールーガー、果てはテキサスの家庭料理までいろいろ食べたつもりだったけれども、この繊細かつ豪快な和牛ステーキは一級品だ。
僕は才能とはあるひとつの分野に集中して、それをとことん追い込むことだと思う。努力せずに自然にある分野に熱中することを天賦の才能と呼ぶのだと。
その意味では、千葉さんは間違いなく肉の天才だ。
肉にかぶりつきながら、どう食べれば美味いか、どこを味わうのが美味いか、解説つきで味わう肉は本当に美味かった。
ふつうに暮らしていたら絶対に出会えない人と出会えて、なにかとても嬉しかったな。
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