日本人が過去に犯した「酷い仕打ち」 我々は無視できるのか=台湾ネット
2014-10-10 19:01
「日本人に矛盾を感じた」という台湾の男子中学生が、「先祖の代にひどいことをされたのに、我々台湾人はなぜ日本に行くのか?」と「台湾版Yahoo!知恵袋」に書き込んだ。授業で日本と台湾の歴史について学んだ時にさまざまな事実を知り、ショックを受けて問いかけたくなったようだ。 この男子中学生は、東日本大震災発生時に多額の義援金を送った台湾人の行動も、理解し難かったようだ。ひどい仕打ちをした日本なのに、どうしてこんなに親身に一生懸命支援するのだろうと痛感し、矛盾で頭がいっぱいになった様子だ。自身をアニメ好きと認めつつ「生み出す文化は好きだが、日本人は好きではない」と断言したこの男子中学生の質問に、どんな回答が寄せられたのだろうか。 「アダルト女優という職業があるのも信じられず、日本人が善人か悪人か分からなくなってきた」など、思春期らしい混乱した思いや民度を疑う内容の質問も投稿した。ネット投票でベストアンサーに選ばれたのは、日本語学科で勉強中だという人物が書き込んだ回答で、「日本人は過去にひどい行いをしたかもしれないが、視点を変えよう」と勧め、台湾に便利な生活をもたらしてくれたのが日本人だと説明。 「例えば台湾の多くのダムは、日本人が建設した。また日本統治後に中国国民党に支配された台湾人の多くは、何と日本時代の方を良いと思っていたらしい」とし、規律を守り頭脳的な行動をとる日本人と、脅迫行為で食糧などを奪う中国人の違いなどを述べた。ベストアンサーの回答者は、「私は中国人の方が嫌い。日本人は台湾を自国のように管理したが、中国人は付属品のように扱った」 「でもどちらも過去のことで、日本人が嫌いというクラスメイトがいるのも事実」」と思いをつづり、自身は中国人よりは日本人の方が良いと続けた。アダルト業界に関しては、「経済的な事情で女優になる人もいる。日本よりもオランダが問題で、露出度の高い女性がお客を誘う“飾り窓”地区があるなど、異国文化の違いは仕方ないことだ」とまとめた。 ほかにも「日本人は台湾に進歩の基礎をもたらした」と親日派が回答を寄せ、「中国の思想に基づいた教育を受けているので、日本人が悪者になっているのでは?」と問題定義した内容も見られた。歴史教育の方針によって、台湾の学生たちの日本への印象は変わるのだろう。日本人に悪意を感じたり感じなかったり……我々の見えない所で、台湾の若い世代は日本に対する複雑な思いや戸惑いを抱えている、と言って良いのかもしれない。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:(C)Nicholas Han/123RF.COM)