御嶽山噴火:屋内で運動会 小学生ら黙とう 木曽町

毎日新聞 2014年10月11日 11時20分

 御嶽山(おんたけさん)の噴火から2週間となる11日、南東のふもとにある長野県木曽町立三岳小学校(児童数40人)では運動会が開かれたが、火山灰による健康被害を心配して体育館での実施に。小池雅司校長は「大変悲しい災害となりました。これからも御嶽山とともに生きていかなければなりません。今日は力いっぱい頑張りましょう」とあいさつ。全員で犠牲者に黙とうをささげた。

 組み体操では、子どもたちが「御嶽山」を表現。ある父親は「屋内の運動会はかわいそうだが、子どもたちの元気な姿を見て地域の人たちが少しでも元気になってくれれば」と話していた。

 同小では噴火後、屋外での活動を控えている。この日の運動会は、住民らによる地区運動会と合同開催の予定だったが、町内でのイベントの自粛が相次いでおり、合同開催は見送ったという。【川辺和将】

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