中国の「深刻なスモッグ」が海外に“流出”、ロシア政府が隣接住民に外出控えるよう指示―露メディア

配信日時:2014年10月10日 13時13分
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9日、中国各地で深刻なスモッグが発生し、その影響はロシアにも及んでいる。ハバロフスク地方では住民に対して屋外にいる時間を減らすように指示が出されている。写真は中国の大気汚染。
2014年10月9日、ノーボスチ・ロシア通信社によると、収穫後の作物残渣を燃やすなどの原因により、中国各地で深刻なスモッグが発生し、その影響はロシアにも及んでいる。ハバロフスク地方では住民に対して屋外にいる時間を減らすように指示が出されている。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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ハバロフスクは7日、スモッグに覆われた。原因は隣接する中国の黒竜江省富錦市と鶴崗市の間で発生した野焼き。毎年収穫が終わったこの時期には農地の野焼きが行われている。ハバロフスク地方政府によると、9日の朝もハバロフスクとその周辺でスモッグが観測された。

中国・北京では8日、国慶節(建国記念日)の大型連休が終わるとともにスモッグが発生し、今年下半期初となる大気汚染の「黄色警報」が発令された。北京のほか、天津や河北省でも11日ごろまで激しいスモッグが発生するが、12日には寒気の影響でスモッグは収まるとみられている。

専門家は、外出時にはマスクを着用するようにし、呼吸器疾患のある人はできるだけ外出しないようにすべきだと注意を促している。(翻訳・編集/岡田)

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