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欠航、運休相次ぐ 台風18号

 強い勢力を維持して日本列島へ接近する台風18号の影響で、航空各社は5日、羽田発着を中心に6日の420便以上について欠航を決めた。JR各社も6日始発から、在来線や特急の運転見合わせを決定。朝の通勤客らに大きな混乱が出ることが予想される。

 台風18号は偏西風を受けて速度を上げる見込みで、気象庁は「風雨が強くないと思っていても、急に猛烈な風雨に巻き込まれる恐れがある」と対応を呼び掛けた。

 全日空と日航は、6日午前に羽田を発着する便など約420便を欠航し、約5万9000人に影響するとみられる。日航は成田を発着する国際線14便も欠航する。

 JR西日本は、関西線や奈良線などの在来線のほか、和歌山へ向かう特急などを6日始発から運休。多くの通勤客が利用する大阪環状線などは本数を減らす。JR東日本も、6日は関東を中心に特急など130本以上の運休を決めた。

 台風は6日未明から昼前に東海地方に接近する見込みで、JR東海は全ての在来線が始発から運休。トヨタ自動車は従業員の通勤などに配慮し、愛知県内の全12工場で操業停止する。

 5日は、全日空と日航が宮崎発着の全便など九州を中心に発着する計83便の運航を取りやめ、約6500人に影響。九州を中心に運航するソラシドエアや鹿児島の離島を結ぶ日本エアコミューターも欠航が相次いだ。

 気象庁によると、関東甲信や東海、近畿などで6日にかけて予想される最大風速は30~35メートルで、車が横転する可能性もある強さ。20~25メートルでも立って歩くのは困難な状態とされる。1時間に50ミリ以上の雨が降ると傘が役に立たなくなり、車の運転も非常に危険なため、注意を呼び掛けた。(共同)

 [2014年10月5日22時54分]

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