水着姿の少女たちが、さまざまなポーズをとる映像がおさめられたDVDです。
出演しているのは、中学生以下の子どもたち。
中には、「3歳の幼児」というものまで。
こうしたDVDは映画やドラマと同様、一般向けの商品として販売されています。
しかし、街で外国人に聞くと、日本のこうした状況は驚きだといいます。
アメリカ人
「子どもをモノ扱いしている、ひどい。」
ドイツ人
「ドイツでこういうものが売られていたら、デモや反対運動が起きる。」
中には、業者にだまされて撮影され、大人になっても心の傷を抱え続けている人もいます。
被害を受けた元少女
「男性が嫌いになって、触れられると、けいれんを起こしてしまう。」
最近、深刻な被害の報告も増えている「子どもの性の商品化」。
今日(5日)は、この問題を考えます。
和久田
「まずは、こちらをご覧ください。
児童ポルノ禁止法違反の疑いで検挙された件数の推移です。
子どもを被写体にした映像の販売などでの検挙は、ここ10年で急増していて、去年(2013年)は過去最多となる1,644件に上っています。」
池田
「検挙の件数がこれだけ増えているわけですけれども、実は、被害を訴えることもできず泣き寝入りしている、そんな被害者も少なくないことが明らかになってきました。
被害の実態と背景を取材しました。」