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サティヤルティ氏「私だけのものでない」10月11日 2時34分
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マララさんと共にノーベル平和賞に選ばれたインドの人権活動家、カイラシュ・サティヤルティさんの、ニューデリー市内の事務所には、発表の直後からインド内外の大勢の報道関係者が訪れました。
受賞者に選ばれるとは思いもしなかったというサティヤルティさんは来週の出張の準備をしているときにメディアからの電話で発表を知ったということです。
サティヤルティさんは「この賞は、児童労働などでつらい思いをしているすべての子どもたちのためのものです」と述べ、児童労働問題の深刻さが世界で広く認識される機会になるとしてその意義を強調しました。
また、「今も世界で1億6800万人の子どもたちが児童労働に従事しています。この問題には、国際社会全体で取り組んでいく必要があります。私の人生のすべてをかけて力を尽くしていきます」と述べ、各国政府や民間企業などを巻き込みながら児童労働をなくす運動を今後も続けていく決意を強調しました。