悲惨なコトになっています。

木曜日にニューヨーク市場が急落し、その前日の上げを全部wipeoutした後、今日はナスダック総合指数が-2.33%と大幅続落しました。S&P500指数の下げ幅は-1.15%、ダウ工業株価指数は-0.69%でした。


下はダウ工業株価平均指数です。200日移動平均線は16,592にあります。金曜日の引け値は16,544でした。

INDU

次はS&P500指数。こちらの200日移動平均線は1,905.22にあります。金曜日の引け値は1,906.13でした。

SPX

次はナスダック総合指数。200日移動平均線は4,300.06です。金曜日の引け値は4,276.24でした。

NDQ

なおナスダックの出来高は前日比+23.73%で大商いでした。つまり機関投資家の投げが出ているわけです。

騰落銘柄数は上昇が1,496(21.4%)に対し、下落が5,129(73.5%)でした。

今日のフィンヴィズのMAPでは日用品、飲料、公共株などのディフェンシブな銘柄が買われていました。

sp500_large1639

ひとつ前の記事で書きましたが、今日の悪者は半導体でした。半導体指数($SOX)は-6.89%でした。

俗に「恐怖指数」と呼ばれることもあるVIX指数は+11.51%でした。

VIX

ナスダックの下落は半導体に限らず、最近IPOされた小型株やソフトウェア株にも波及しました。その中で唯一余り下げていないのがアップル(ティッカーシンボル:AAPL)です。

普通、米国の投資家は「大将が討たれるまでは、マーケットはアク抜けしない」と言います。つまりアップルが崩れると全ての銘柄が道連れにされ、投資家が本当に悲観に傾くというわけです。

来週は決算発表が目白押しです。さらにアップルがMacの新製品を発表すると思われます。その意味で米国株式市場から目が離せません。