DQ10 : よるのパピヨンで金策ライフ

dq10_178
アストルティアの世界において金策の頂点に位置するものは職人でございます。中でも元手をかけず誰でも簡単に出来る職人作業というものが、結晶装備を量産すること。プレイヤーの間ではライン工と呼ばれるこの作業は、薄利多売の塊ともいえる金策でとにかく結晶装備を量産してひたすらバザーに流してゴールドを貯めていくというものだわ。

今回スポットライトを当てるのは武器職人にとってのライン工の代表格である「よるのパピヨン」の打ち方です。武器職人はとりあえずこの「よるのパピヨン」を打っていればお金が貯まります。他の結晶装備と比べこの武器は需要が非常に高く、バザーへ流すと飛ぶように売れるためライン工における優等生ポジションとも言えますわね。

どんな武器を作ればいいのか…全然大成功が作れない…という武器鍛冶ルーキーの方は、是非この記事をお読みになってパピヨン工に就職できるよう知識を付けて頂きたいと思いますわ。尚、本記事では武器鍛冶の職人スキルを全て覚えている前提のもと、攻略を進めてまいります。


dq10_177
1.よるのパピヨンを打つ準備
用意するものは「ぎんのこうせき×6」「どくがのこな×2」「よるのとばり×1」です。銀鉱石とどくがのこなはオーグリドバザーで、よるのとばりはオルフェアの素材屋でまとめて購入するのが大量生産をする上では便利となります。

使用するハンマーは「銀のハンマー★3」か「奇跡のハンマー★1」がおすすめ。私がパピヨンを打つときは奇跡のハンマーの相場が20,000を超えているときは銀ハンを、下回っているときは奇跡ハンを使うようにしております。慣れない内は集中力に余裕が生まれる奇跡ハンがよろしいかと思いますのよ。

また、「銀のハンマー」と「奇跡のハンマー」では叩き方が若干異なります。今回は比較的不慣れな方でも安定するのが早い「奇跡のハンマー」での叩き方をレクチャーいたしますわ。



dq10_179
2.よるのパピヨンを打つ手順 ~奇跡ハンマーの場合~
1000℃…火力上げを使い1300℃にする。
1300℃…上部分に三倍打ちをする。この時数値を確認しておきます。
1250℃…51以上の数値が出た場合は二倍打ち、50以下の数値が出た場合は三倍打ちをする。
1200℃…威力二倍ターンとなり、上部分に狙い撃ちをする
1150℃…下部分に三倍打ちを3回行う。
1000℃…威力半減ターン。上がギリギリであれば狙い撃ち、そうでなければ下のゲージを調整する
950℃…下ゲージに狙い撃ち
900℃…緑エリアギリギリの箇所があれば、火力下げをし600℃の威力半減ターンで狙い撃ちをする
以後残り集中力と相談の上調整をしていく


おおまかな流れを説明するとこのような具合になります。慣れてしまえば一本30秒もかからず打ててしまうところがパピヨンのいいところでございますが、やはり慣れるまでにある程度数を打って感覚を掴む必要はございます。完璧に数値を取っていない以上、この温度でここを叩くとはみ出してしまう、または緑エリアに入ってしまうというのを目視で判断できるようになるのが理想です。

パピヨンを叩く際のコツとして、何度も狙い撃ちが出来る温度とゲージ幅を理解することが重要となります。具体的に言えば会心が出れば本会心になり、会心が出なければ緑エリアに入らず手前で止まる…この会心が不発だった時は手前で止まるという状況をいかに多く作れるかがパピヨン製作のコツでございます。しかし、ここをあまり意識しすぎると今度は会心が出た際に届かない偽会心になる場合もあります。

それを防止するためにも温度によって出る数値をある程度把握するのは勿論、何度になると威力二倍や半減になるかということもしっかり理解し、状況に合わせて温度を下げてそれらを有効活用することも大事となってくるわ。たかがライン工とはいえ、考えもなしに叩いていては思うように大成功品は作れません。熟練の職人芸のごとく、パピヨンを量産してほしいものですね。



3.よるのパピヨンを打つ手順 解説
上記の手順をそのまま真似してもある程度パピヨン大成功品は作れるかと思います。ここでは更に各手順の解説を行っていきますわ。パピヨンをもっとうまく作れるようになりたい子は、是非一度目を通しパピヨンを打つコツを理解していただければ幸いですね。


1300℃…上部分に三倍打ちをする。この時数値を確認しておきます。
1250℃…51以上の数値が出た場合は二倍打ち、50以下の数値が出た場合は三倍打ちをする。

次の1200℃二倍ターンで本会心を入れるための下準備です。経験上83~103の間に収めた状態で会心が出ると、ほぼ本会心となっております。ここが82以下だと会心が出ても基準値によっては偽会心になることがあり、逆に104以上で狙うと会心が不発だった時そのまま緑エリアに入ってしまうことがあります。これらを一挙に防ぐためにも、この83~103という幅に収めることは重要となっているわ。


1000℃…威力半減ターン。上がギリギリであれば狙い撃ち、そうでなければ下のゲージを調整する
ここは上下のゲージ差から判断いたします。もしも上が緑エリア手前で止まっていた時は上ゲージに狙い撃ちをするのが第一候補。ただ、1000℃の場合本当に緑ギリギリのところで止まっていると、最大乱数を引くとそのままはみ出してしまうことがございます。よって、私は手前で止まっていた場合は狙わず、最低1ドット隙間がある状態の時に狙うようにしているわ。

上がダメだった場合下を打ちます。この時の目安は次の950℃の会心で偽会心にならない程度の距離まで詰めること。それどころか下は上よりも硬いため、幅が開いている状態で狙うと会心が出ても緑ゲージにすら入らないことさえあるのです。よって、距離が開いているときは半減ターンとはいえ、3倍打ちを使用して距離を詰めることはよくございます。どれくらいの距離なら950℃で届くかというのは、これはもう経験に頼るしかありません。何回も叩き自分なりの感覚を覚えましょう。


900℃…緑エリアギリギリの箇所があれば、火力下げをし600℃の威力半減ターンで狙い撃ちをする
ここが最もパピヨン製作でアドリブが試される場所です。ここは900℃で狙う、600℃の半減ターンで狙う、300℃の控えな温度で狙う、という3つの選択肢が生まれるため、ここまで出した数字と相談してどれが最も適切なのかを判断しなければいけません。恐らく使う機会が多いのは600℃の半減狙い撃ち。これは先述で述べた緑ギリギリで止まっている上ゲージを狙う際に最も活躍する温度。是非活用しましょう。

一番楽な流れは最初の3手で上ゲージに本会心が入ることですが、それは中々運に弾かれることがあります。大抵は狙い撃ちが不発となり、緑ゲージ付近で止まることが多いかと思うわ。こうなった際の理想的な流れは…

1000℃で下ゲージを会心にいれる準備を完了させる→950℃で下ゲージを狙い会心を入れる→900℃を下げて600℃にして、半減狙いで上ゲージに会心を入れる

これが理想的な流れです。当然乱数や会心の気分次第では手順が大幅に変わることは有りますが、こういう基本的なスタイルをしっかりと身につけないとアドリブも満足には出来ません。また、指針となる手順を覚えるのも大事ですが、温度によって伸びるゲージ量に関してもしっかりと経験を付けないとダメだわ。この2つをしっかりと身につければ、パピヨンで稼ぐことはかなり用意になるはずね。





実際に何本か打っている参考動画でございます。本当は動画にも解説を入れる予定で、そのため動作が若干遅いのですが…面倒になったので急遽とりやめたのはここだけで話しでございます。

どれだけ調整したところで会心が出てくれなければどうしようもないのは、結局は普通の鍛冶と変わりありませんね。パピヨンを叩いたことのない子は、まずは私の手順を真似て叩き始めてみると宜しいでしょう。そうやってゲージの伸び幅や温度の使い方を覚えていき、フィーリングで素早く打ち続ける技術を身につけてほしいと思います。

また、結晶装備ですから自前で錬金をして更に高値で売るという手段もございます。ただ、錬金をする時間で更に多くのパピヨンを叩いたほうが儲かるでしょう。とにかくパピヨンは作成スピードも然ることながら、売れるスピードも圧倒的です。手持ちのお金が心もとなくなってきたときは、是非パピヨンを叩いて遊ぶお金を稼ぐと宜しいかと思いますのよ。