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「ベイダー必殺技40選」が示す、この怪物レスラーの「技と力」。むしろ、凄すぎて報われなかった？

プロレス, 新日, 全日, IT |

https://twitter.com/captude71/status/520001318610427904

経由で

ロケットニュース

http://rocketnews24.com/2014/10/08/495521/

【衝撃格闘動画】プロレスラー「ビッグバン・ベイダー」の必殺技ベスト40

（略）かつて2大メジャーと呼ばれた新日本プロレスと全日本プロレスで、それぞれヘビー級のタイトルを獲得した唯一の外国人レスラーがいた。ビッグバン・ベイダーである。（※引用者註　スタン・ハンセンも新日でNWF、全日でPWFおよび三冠を獲っているが、たぶんNWFは「新日のタイトルではない」という定義なのだろう）

そんなベイダーの必殺技を、40個もランク付けした動画が YouTube にアップされているのでご紹介したい。動画のタイトルは『Top 40 Moves of Vader』だ!!

見ました！あらためてすごい！！！！！　（続く）

ベイダーは才能を見出されて、まず全日、新日で初来日のときから争奪戦が起きた。

そこで「超大物のエース候補」として、ビッグバンベイダーというギミックとともに登場できるというのは極めて幸運だった（最初の新日の企画は「３ｍのロボットを登場させる」で、永井豪デザインの鎧はその名残だというから、そのはじめの発想がおそろしい…）。けど、その新日の期待にこたえる才能を発揮しまくった。

その頃のトレンドは「動けるデブ、巨漢」で、先輩格のクラッシャー・バンバン・ビガロも、その後全日に来てそこからWWF（当時）にうつったビッグ・ブーバーことビッグボスマンもドロップキックぐらいは簡単にこなせた。それでも…ただのジャンプ力、身軽さだけだったらビガロのほうが上だったと思うけど、ビガロは「デブとは思わせないぐらいに飛んで身軽な感じ」で、ベイダーは「デブがあえて飛ぶのでまさに必殺技な感じ」を出していたって気がする。

そして、上の動画にもあったけど、脇固、またの名をフジワラアームバーや、腕絡みまでを使う。マサ斎藤さんに仕込まれたのか、日本ではあえて怪物レスラーが高度な関節技を使うと、ただのデカブツじゃない！！と評価が急上昇するってことを分かっていたっぽい。

そういうことも器用にこなせたからこそUFWインター参戦でも、力技で「シュートギミック」を巧く成功させ、それはアメリカでの引き出しの一つとなった。

にしても。

上位を占めるベイダーの「重量感のある空中技」はやはりとんでもないしろものだと思わざるを得ない。とくに、あの巨体でのムーンサルトは、いくら流行の技で、それができる身体能力があっても「いくらなんでも」と思わざるを得ない。

そもそも小橋や武藤といった、もっとほっそりしたタイプのダビデ的レスラーですら後遺症に悩まされるほど、この技は「自分のひざを５ｍの高さからマットに叩きつける」技だ。

どれぐらいのダメージがあるか想像もつかない。

これをやれば、そりゃあアメリカでも日本でもトップをとれるわ。

ただ、今こうやって「あらためて」見るからそのすごさも分かるのであって、実は当時、ベイダーが飛んでも廻っても関節技を決めても「ああハイハイ、ベイダーならやるわな」って感じで麻痺してた（笑）。当時は参戦前、あるいは参戦後の全日も、奇蹟というか特異点というかの四天王プロレスが全盛だったし、新日だって闘魂三銃士に馳健、ジュニアもスーパージュニアだった。

ベイダーがその中でこういうムーブをして、しかも自分でぽんぽんそのすごさの限界、上限を更新していったのでね。

あれがベイダー、本当に数年に一度の大一番でムーンサルトを披露して勝ったら、伝説になったのではないかなあ。まあそんなに連発してたわけでもなく、やれば販売ビデオに「ベイダー仰天ムーンサルト！！｣とうたわれるぐらいの見せ場だったのだが、それでもあの時代のベイダーは「出し惜しみしなさすぎた」という気がする。

そんなことを取り留めなく思ったりしました。

この作者さんは、プロレスクリップビデオ製作マニアなんだって。

https://www.youtube.com/channel/UC4xxNgvMWgK7GUVqUkFREPg

　↑

米在住のプロレスマニアが制作

以前、ご紹介した記事でもでも解説したが、動画の作者を紹介しておこう。YouTubeユーザー「BDWJ1986」こと、米ニュージャージー州プレインフィールド在住のロドニー・A・カミンズ（Rodney A Cummins）氏だ。

ロドニー氏は、これまでにも数々の「プロレス勝手にランキング動画」を公開。そのひとつが今回の “ビッグバン・ベイダー ベスト40” だ！　彼が作った動画は選手・技・パフォーマンスと様々な切り口で、途方もない種類である。一日何時間プロレスを見てるんだ、ロドニー・A・カミンズ！

登録させてもらいました。

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