ニュース詳細
ノーベル賞をかたる詐欺で被害 注意を10月10日 22時59分
秋田県能代市の80代の女性が、男からの電話で、ノーベル賞の受賞者が経営する会社の株を購入する権利が当たったなどと、うその話を持ちかけられて、現金500万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査するとともに注意を呼びかけています。
警察によりますと、先週、能代市の80代の女性のもとに男の声で電話があり、「ノーベル賞を受賞した人が経営する製薬会社の株を買う権利があなたに当たりました。権利を譲ってほしいので、あなたの名義を貸してください」などと言われ、女性はこれを承諾しました。
その後、再び同じ男の声で電話があり、「あなたの名義で1000万円分の株を買った。あなたから500万円を送ってもらう必要がある」と言われ、女性は指定された東京都内の住所に現金500万円を宅配便で送ったということです。
女性のもとには、その後、男からの連絡はなく、詐欺グループの捜査をしていた警視庁から連絡が入って、だまされたことが分かったということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、「名義を貸してほしい」などと言って宅配便や郵便サービスのレターパックで現金を送らせるのは詐欺の手口だとして、こうした電話がかかってきたら、すぐに警察に相談するよう注意を呼びかけています。