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産経前ソウル支局長「裁判で無罪を」
10月10日 23時51分

韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長が、韓国政府の対応を批判したうえで、「裁判で正当性を主張し、無罪を勝ち取りたい」と述べました。

この問題は、産経新聞がことし8月にウェブサイトに掲載したコラムを巡り、韓国の検察が今月8日、執筆した加藤達也前ソウル支局長をインターネットを使って名誉を毀損した罪で在宅起訴したものです。
加藤前支局長は10日、NHKなどの取材に応じ、「検察はコラムに記したいくつかのことばについて、『ひぼう中傷の意図があったに違いない』と決めつけた」などと批判しました。また、起訴に至った背景については、パク・クネ大統領が処罰を望まないという意思を示さなかったとの見方を示したうえで、起訴すれば国際社会から厳しい目を向けられて政権にとってマイナスになるという予測が大統領に報告されていなかった可能性があると指摘しました。
加藤前支局長は、今後の裁判について、「証人を呼んで公の場で証言してもらい、正当性を主張して無罪を勝ち取りたい」と述べました。
一方、産経新聞のソウル支局が入るビルの前では、韓国の保守系団体による抗議活動が連日のように行われており、10日は警察官を殴ったメンバーが連行されるのをほかのメンバーらが阻止しようとしてもみ合いになるなど、一時、騒然となりました。

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