有珠山高校1年、真屋由暉子。
麻雀部唯一の下級生であって、やはりどうやら各先輩方への一定の、いかんともしがたい距離感が垣間見えてきます。
その距離の保ち方こそ、彼女の骨頂なのか、それともここからの間の縮め方こそが彼女の物語なのか。
パイセンNo1,ナルセンの場合。
なにせ本内先輩は根っからの、根っからの年下体質ですので、真屋にとっては御しがたい相手ではあります。
後輩の目の前であそこまでガッツリ居眠りする胆の座りが本内先輩です。これは完全に舐められます。
しかし、彼女は舐められれば舐められるほど光る体質なので、、問題はありませんね。
パイセンNo2、チカセンの場合。
桧森先輩はTHE優しい先輩です。
が、どうやら若干、もとより彼女はそこまで真屋の執着してはいないようですので、
というより彼女はもはや後述の獅子原さん以外眼中に無い、、ので、真屋にとっては御しがたい相手ではあります。
彼女の真屋に対する行動それぞれが、なにか、牽制、、、のような、、、。
・・・。
パイセンNo3、ユアセンの場合。
岩館先輩のざっくばらんさ、がさつゆえの人当たりの良さには助けられる事しきりです。彼女のサポートいかんによって真屋の円滑な学園生活は決まるようなものです。しかし、
岩館先輩の芯の無さ、雲のような行動原理には混乱させられることしきりです。芯が無いということには、彼女との距離を測ることも出来ないということなのです。真屋にとっては御しがたい相手ではあります。
パイセンNo4,サワセンの場合。
ど本命です。彼女に見つかったのが運のツキ、真屋の行動すべてが彼女の手一振りによって決まってゆきます。
彼女のむりくりな欲求は先輩の鑑。求め続ける彼女に対して肥大化する受動性に真屋は身を委ねるしかありませんでした。
御しがたい相手です。
・・・・・
いかんともしがたい距離感。
御しがたいのはつまるところ、真屋由暉子個人のこころの持ちようなのかも、知れません。
本当は昨日、いうたら二日前には言わなければいけないこと。
おとといきやがれ。ゆきたんイェイ。
そんな、感じで。 今日は。
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