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      中国総領事が知事に離任挨拶

      中国総領事が知事に離任挨拶

      今月、定年退職を迎える中国総領事館の李文亮総領事が離任の挨拶のために長崎県の中村知事を訪問し、「日中関係は厳しい状況だが、今後も長崎が中心となって、相互理解が進む交流を進めてほしい」と述べました。
      中国総領事館の李文亮総領事は60歳の定年を迎えて今月中に退職することになり、10日、長崎県の中村知事に離任の挨拶をするため県庁を訪れました。
      李総領事は長崎での業務を振り返り、「この数年間、日中関係はうまくいかず霧の中をさまよっているような状態だったが、長崎では率直な意見交換ができた。長崎県の皆さんには本当に感謝しています」と述べました。
      その上で今後の日中関係について、「争っていても何も良いことはない。長崎は中国と歴史的な友好関係があるので、今後も交流を続けて両国をつなげる役割を担ってほしい」と述べました。
      これに対して中村知事は、「日中関係が改善にむかうように長崎が中心的な役割を担いたい。民間交流を推し進めて、中国から長崎に多くの観光客が訪れる環境を整備していきたい」と応じていました。
      李文亮総領事は中国・大連の出身で、大連外国語学院日本語学部を卒業したあと中国の外務省にあたる外交部に入り、中国大使館の参事官などを経て、4年余り前から長崎に赴任していました。
      李総領事は、今月28日に中国の北京に戻る予定です。

      10月10日 18時41分