これには、さすがに小木が「ヤツらはかわいそう。年寄りでしょ」と突っ込んだが、舛添は悪びれるどころか、「所得税から取ったら(若い)あんたからしか取んないんだよ」と続け、老人を増税のターゲットにするべきだという姿勢を明確にした。
コイツが許せないのは、過去にはそう言って老人を目の敵にしていたくせに、今度の選挙では一転、老人にスリ寄っていることだ。先の個人演説会では、「(巣鴨商店街の練り歩きで)そば屋で食事していたら、(私の)出待ちですか。舛添に触ってみようというおばあちゃんがいっぱい並んじゃって、道路交通の邪魔になると(店から)追い出された。人生初の経験です。若い子もいいけど、おばあちゃんも大好きですから。おばあちゃんに人気あるんですよ」と得意顔で語っていた。年配女性らの肩を抱き、ツーショットに納まり、愛嬌を振りまいていた舛添を見ていると、ダマされているお年寄りが気の毒になってくる。