テレビ朝日:「報道ステーション」BPO審議入り
毎日新聞 2014年10月10日 21時23分
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、ニュース番組「報道ステーション」の九州電力川内原発に関する事実誤認報道について審議入りすることを決めた。番組は9月10日に放送。原子力規制委員会の田中俊一委員長の記者会見を伝える際、事実誤認と不適切な編集があった。
同委員会は、テレビ朝日が誤りについて「分業態勢が複雑になりすぎて連携がうまくいっていなかった」と説明していることを踏まえ、「分業態勢は各局共通であり、(今回の)問題点を指摘することには意味がある」と判断。「事後対応は迅速かつ的確で問題ないが、事案として小さいとはいえない」として審議対象にした。
同12日放送の番組内で古舘伊知郎キャスターが謝罪し、同30日にはテレビ朝日の吉田慎一社長が定例記者会見で陳謝した。【須藤唯哉】