不正アプリで個人情報を入手したうえ、電話でアダルトサイトの延滞料金名目などで現金を詐取したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は10日までに、飯山陽介容疑者(33)=神奈川県小田原市南鴨宮2=ら3人を詐欺容疑で逮捕した。同課は少なくとも9人から約360万円をだまし取ったとみている。
同課によると、飯山容疑者が運営するアダルトサイトで動画を見るためのアプリをダウンロードすると、電話番号などが抜き取られる仕組みになっていた。昨年4~7月に約650人分の情報を不正に取得。利用者に「延滞料金が発生している」などと請求していたという。
逮捕容疑は、昨年6月17~19日ごろ、山口県在住の男性(39)に「延滞料金が100万円を超えている」などと電話をし、約113万円を口座に振り込ませた疑い。
不正アプリ、警視庁、詐欺