蔵王連峰対策 2県で会議へ10月10日 19時41分
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火山活動が活発化している蔵王連峰について、宮城県と山形県は今後の避難対策などについて話し合う会議を今月下旬にも発足させる方向で調整を始めました。
宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰は、火山活動が活発化していて、地下のマグマなどの動きを示す「火山性微動」が観測されているほか、御釜ではおととい、湖面の一部で白く濁る現象が確認されました。
しかし蔵王連峰について、これまで噴火の際の危険箇所を記した防災マップなどは整備されているものの、具体的な避難対策などがないことから宮城県と山形県は今月下旬にも噴火への対策を話し合う会議を発足させる方向で調整を始めました。
会議には宮城・山形両県と周辺の6つの市町などが参加して▼噴火などが発生した場合の避難方法や▼入山規制の方針などについて話し合います。
宮城県などによりますと、会議は長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火で大きな被害が出たことから、発足の時期を早めたということです。
両県は将来的に「火山防災協議会」を設立して、具体的な避難計画などを策定する方針で、会議を通じて今後の火山対策の強化に努めたいとしています。