古賀大己、宮崎健
2014年10月10日05時16分
石油元売り大手のコスモ石油は9日、39年ぶりに輸出が一部再開された米国産原油を試験輸入した。米国で割安な油やガスがとれるようになった「シェール革命」の成果だ。燃料価格を抑え、調達の中東依存からの脱却に期待がかかるが、本格的な輸入はまだ遠い。
■原油、中東依存から脱却に期待
この日午前、三重県四日市市のコスモ石油の製油所にある港に、30万バレルの米国産原油を積み込んだタンカーが到着した。原油はガソリンになる部分が多い軽質の油で、これを重質な原油と混ぜて、ガソリンや灯油にして販売する予定だ。
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