金利操作で調査中の元ドイツ銀トレーダー、ブルークレスト退職
10月9日(ブルームバーグ):元ドイツ銀行のトレーダー、クリスチャン・ビッター氏がヘッジファンド、ブルークレスト・キャピタル・マネジメントを退職した。事情に詳しい関係者が明らかにした。ビッター氏は指標金利操作の問題で当局の調査を受けている。
公にコメントする権限がないとして匿名を条件に話した同関係者によると、ビッター氏(42)はこの夏に、ブルークレストのシンガポール事務所を退職した。英金融行動監視機構(FCA )はビッター氏が指標金利操作を図ったとして約1000万ポンド(約17億円)の制裁金を科そうとしている。別の関係者が6月に述べていた。
昨年に関係者が明らかにしたところによると、ビッター氏は2011年12月に指標金利操作の問題でドイツ銀行を解雇されるまで、同行で最も高額の報酬を得るトレーダーの1人だった。解雇の後、同氏は約4000万ユーロ(約55億円)のボーナスを失ったという。
ビッター氏の代理人であるエリザベス・ロバートソン弁護士はコメントを拒否。ブルークレストの担当者らもコメントを控えた。
原題:BlueCrest Trader Christian Bittar Is Said to Leave HedgeFund(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Lindsay Fortado lfortado@bloomberg.net;ロンドン Suzi Ring sring5@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Keith Campbell k.campbell@bloomberg.netEdward Evans
更新日時: 2014/10/10 02:04 JSTニュース一覧
注目のセクション