前田敦子、猫なで声で初声優！「神さまの言うとおり」監督も絶賛

猫なで声を出し、人を丸のみする巨大ツンデレ猫の声を演じた前田敦子。あっちゃん猫になら食べられてもいい！？（写真：サンケイスポーツ）

　女優、前田敦子（２３）が１１月１５日公開の映画「神さまの言うとおり」（三池崇史監督）で声優に初挑戦することが９日、分かった。高校生たちが死のゲームに強制参加させられる異色作で、前田はＣＧで登場する“ツンデレ”まねき猫の声を担当。猫なで声で高校生をゲームに誘いながら丸のみしてしまうという難役だが、「前田敦子最大限の甘えを出せたと思う」と自信満々だ。

　福士蒼汰（２１）の主演で同名人気コミックを初実写化する同作は、退屈な日常を送る高校生たちが“負ければ即死”のデスゲームに巻き込まれるストーリー。生徒をゲームに誘い惨殺を繰り返すＣＧの衝撃キャラクターはダルマ、こけしなどユニークだ。

　前田は玉入れゲームに登場する巨大まねき猫役。「お背中かい〜の。もっとかいてほしいにゃ〜」と猫なで声でだまし、人を丸のみする狂気のツンデレ猫と化す。

　人気アニメ「ポケットモンスター」の短編映画でナレーションを務めたことはあるが、声優は初挑戦。オファーに対して「どうして私！？」と思ったというが、初体験の関西弁のセリフもクリアし、「声だけでツンデレにアプローチできたか不安だけど、前田敦子最大限の甘えを出せたと思います」。三池監督は「歌手だけあって、声に気持ちをのせるのが抜群にうまい」と絶賛した。

　他のＣＧキャラにも豪華キャストがズラリ。こちらも声優初挑戦となるベテラン俳優の山崎努（７７）は嘘つきを叩きつぶすスノーボードに乗ったシロクマ役で、「本当に楽しんでアフレコをすることができて最高でーす！」とノリノリ。「ダルマさんが転んだ」ゲームの殺人ダルマ役はトミーズ雅（５４）、「かごめかごめ」ゲームで残虐な殺戮を楽しむこけし軍団を、お笑いトリオのダチョウ倶楽部が３人そろって演じる。

　主人公の高校生を演じる福士は「迫力、おもしろさ、本当にすごいです！」と、豪華声優陣との“死闘”に武者震いしている。