米 29歳末期がん患者、「安楽死する」と公表
TBS系(JNN) 10月10日(金)12時38分配信
末期の悪性脳腫瘍で余命6か月と診断されたアメリカの29歳の女性が来月1日、医師から処方された薬物によって自ら命を絶つと公表し、全米で注目されています。ブリタニー・メイナードさん(29)は結婚しておよそ1年後の今年1月、悪性の脳腫瘍であることが発覚しました。治療をすぐ開始したものの病状は悪化、4月には手の施しようがなく、余命6か月と診断されました。
ブリタニーさんは、家族ともにオレゴン州への移住を決意。オレゴン州は末期患者が自らの手で命を絶つ「安楽死」を選ぶことができるからです。
「夫と普段使っている寝室で死ぬつもりです。母と夫が傍らで見守ってくれる中で・・・」(ブリタニー・メイナードさん)
ブリタニーさんは、今月末の夫の誕生日を祝った後、来月1日、安楽死するとインターネット上で公表しました。
「YouTube」では、再生回数はわずか3日間で520万回を超えたほかメディアも大きく報道。ブリタニーさんの選択をめぐって、「生きる権利」「死ぬ権利」の活発な議論が繰り広げられています。(10日10:53)
最終更新:10月10日(金)14時30分