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常岡氏は一切を持っていかれた/(C)日刊ゲンダイ

渦中の北大生取材したジャーナリスト 公安の家宅捜索に憤慨- 日刊ゲンダイ(2014年10月10日09時26分)

 休学中の北大生(26)が「イスラム国」の戦闘員に参加しようとした事件で、警視庁公安部は関係各所を家宅捜索する中、渦中の北大生を取材していたジャーナリストまで捜査対象にしていた。

 いきなり自宅を家宅捜索されたのは、ジャーナリストの常岡浩介氏(45)。本人は「報道の自由に対する挑戦だ」とこう憤る。

「公安警察7人が家に来たのは10月6日の午後4時半ごろ。玄関先で任意の聴取を希望してきたが、私が拒否すると、令状を見せられ、家の中に押し入ってきました。捜索は4時間に及び、パソコンやスマホ、ビデオカメラなど取材道具一式が押収された。捜査員にいつ返してくれるのかと聞いても『何週間先か何カ月先か何年先になるか分からない』と答えた。これでは仕事になりません」

■仕事のスケジュールがすべて台無し

 北大生の容疑となっている「私戦予備および陰謀罪」で、警察が捜査に動いたのは初めて。常岡氏は北大生に同行し、イスラム国を取材する予定だった。容疑を持たれた人物が取材対象者だったという程度で、取材者を家宅捜索する前例をつくるのは危険だと常岡氏は危惧する。

「もともと現地には1カ月滞在する予定でしたが、今回の捜索で航空機代や仕事のスケジュールは全てパーです。ジャーナリストにとって、イスラム国が危険だろうと現地に出向き取材するのは当然の行為。これでは当局が取材を妨害し、報道するなと言っているようなもの。9月に国連安保理で、イスラム国に参加する外国人を処罰する決議が採択されています。普段は秘密主義の公安が今回は逮捕前からマスコミにこれだけ情報を流すのも、日本は仕事をしていると世界にアピールしているのが理由だと思います。だからと言って、やり過ぎですよ」

 12月には特定秘密保護法も施行される。報道の自由が規制される流れをつくってはいけない。

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