三木一哉
2014年10月10日09時21分
JR東日本グループの総合車両製作所新津事業所(新潟市秋葉区)が設計、製造した電車E129系が8日、信越線で試運転を始めた。直流用のステンレス製車両で、車体にはトキと稲穂をイメージさせる赤と黄金色のラインが入るデザイン。同事業所製として初めて、県内のJR線を走る車両になる。
この日はブレーキの不調で午前中の運転は中止になった。午後0時43分、新津駅から羽生田駅に向けて4両編成の電車が出発すると、カメラを構えた鉄道ファンが一斉にシャッターを切った。
信越線、越後線など県内各地で普通列車に使われている115系電車は、製造から平均38年を経過した。このため、JR東日本は2017年度までにE129系160両を投入、順次115系と置き換える。E129系は車内照明をLEDにするなど、車両全体で115系の約半分の消費電力量で走れるという。(三木一哉)
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