■ひとりで排泄すらできず
不可解な出来事が意味するのはズバリ、北のガバナンス機能の喪失である。韓国紙は金正恩の痛風説を書き立てているが、前出の高氏はそんな生易しい病状ではないという。
「確実な情報とは言い切れませんが、イランの報道機関は『金正恩は脳梗塞の前段階で血液がドロドロの状態』と伝えています。かなり悪化し、歩行はおろか、自ら排泄することもままならないといいます。トップ不在の結果、権力闘争が発生し、軍部の意思統一が図れない。そのため不可解な出来事が相次いでいるのではないか。拉致再調査の初回報告を先送りしたのも同じ理由で、今後、拉致問題の解決にさらに時間がかかる恐れがあります」
安倍首相の意気込みだけでは、どうにもならない状況になってきた。