×ゲーム (幻冬舎文庫)
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×ゲームの感想・レビュー(2717)
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“愛”という強い感情が負の方向へ作用した場合の最悪な展開をストーリー全体で描いている。溺愛あるいは狂愛といった言葉でも表せるだろう。蕪木の行動は常軌を逸しており、その陰湿さ・凄惨さたるや生々しいものであった。彼女に対する凄まじい恐怖とちょっぴりの同情を感じずにはいられなかった。
小学生時代に受けたイジメに対するとんでもない復讐。恐るべし蕪木鞠子。彼女は論外だけど、主人公にも腹が立つ。山田氏も含めて。蕪木のいじめられる要素が十数項挙げられ、その内容が酷いという件で。オチは完全なる山田テイスト。蕪木に守る宣言をした流れで、彼女のターゲットが英明から自分となるように必死こいて頑張れよ!と蕪木が過ちを犯してしまう前に、彼女に寄り添う彼へ言いたい。蕪木の、英明の写真にこっそりと写り込むのは凄技だと思った。
★★★☆☆ バツゲームってレベルじゃないぞ!という拷問。ニコニコ動画のホラー映画配信で映画を先に見たことがあって、図書館で見つけたので原作もと思い読みました。これも短時間で気楽に読めます。しかしこういうストーリーでの復讐鬼ってみんな、女性ではありえない身体能力ですよね~・・・。
酷い。
何が酷いって作者の文章。
高校生でももう少しましな文章書くわ。
衝撃のラスト!みたいに思わせたいんだろうけど、まったくない。
は?って感じです。
だから山田悠介は読む気がなくなる。
もう二度と彼の作品は読まない。
子供の頃に買った本です。女性の愛の激しさがわかる話。子供の頃なんだからと思うかもしれないですが、度を越した虐めを受けていた彼女からしたら王子様に感じたのでしょう。子供の頃の恋は結構、胸に残るものです。でも相変わらず山田悠介さんの犯人キャラは狂気の沙汰が凄い。ゴキブリの刑が大人になった今でもトラウマです。
凄く読みやすい本。異常な愛からの復讐劇。 怨みっていつまでも残るんだよ。今、人にイジメをしているアナタ、過去にやってたアナタ、これからやってしまうアナタ。気をつけてね。将来の自分のためにも。人の怨みなんてもらうもんじゃないよ。って思える本じゃないかな。
いじめに対する復讐話。荻原浩『コールドゲーム』を思い起こす。本作品では異色の恋愛も絡めてある。最後に愛した人と心中を試みて、両者とも生き残るのは、生きているのはいいことだと感じた。
だいぶ前に読んだんだけど、内容をほとんど忘れてしまっていたので再読しました。 ただただ、山田悠介ワールド全開・・・。 でも、再読して思い出せて良かった、、かな?(笑)
本のページ数が246ページと少な目ですが、展開が速く、本を読むのが苦手な方におすすめかと思いました。学生時代に侵した罪は、大人になって後悔してもどうしようもないのだと、英明から感じました。
プロローグには、子供なりに確かに愛があった。だが、自尊心や劣等感といったくだらない感情によってゴミのような友達を選び、愛は失われてしまった。しかし、エピローグでは再び愛を取り戻していた。それが他人からどう思われようとも決して揺るがないものをそれぞれ持つことができている。本当の愛なんて他人に決められるものなんかじゃなくて、自分が信じるものだけでいい。そんな愛があってもいい。そう思うようにいじめられてきたのだから。そして最後は恐ろしくも悲しくも美しい。最後に作中より。「僕が毬ちゃんを守ってあげる…… 」
山田さんはホンマにゾクゾクするようなホラー小説を書くのが上手ですね・・・今回もすごく怖かった(・ω´・lll)先の展開が全く読めなかったし。ドキドキしながらビクビクしながらいっきに読み終えました。主人公がジリジリと追い込まれていくのが、山田悠介作品の特徴。山田さんは主人公を精神的にイジメるのが好きなドSなのかな・・それとも主人公側に感情移入していて、逆にドMなのかな・・分からん!笑。今回は愛と憎しみがまじっていて、終わり方も「ま、まだ・・」という感じで、怖かったデス。詳しくは本文を!笑
無駄な文章が無くて読みやすかった ただ淡々と恐怖が進むだけで 欲を言えばもう一捻り欲しかった Amazonのレビューでは酷評が多いけど 何でかなぁ? 確かにグロいけどね
ひぇ~~~~!こわいし、グロい! 特に <過去の写真に・・・> がゾッとした。 いじめをするほうが悪いから自業自得!! でも、これはやり過ぎだろう。 狂ってる。 倍返しどころか10倍返しだな。 人の思い込みもこわいなぁ。
蕪木鞠子に告白する――×ゲームと称して実行させられた小久保その時は遊びだったのに対してその反動が大きすぎる内容になっている。×ゲームをやった自分たちに対しての×ゲーム、歪んだ愛・復讐が重なり悲惨な事件へと繋がる。ただ、現代社会でも大きくいじめ問題が取り上げられており、学校内のいじめめの様子が完全には分かっていない状態である。実際のいじめもこの作品に書かれている内容以上のことが実際に行われており、見て見ぬふりすることも行われている。読むだけならおもしろいが、今現在の皮肉も含まれているような作品だった
とても読みやすく、あっという間に読破。
×ゲームがリアルに描かれているので、食事中は読まない方が…。
内容も捻りがなく、今回は若干物足りない。
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×ゲームの
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感想・レビュー:357件