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【防衛最前線】(2)護衛艦「いずも」 中国と朝日新聞が猛批判する理由は?

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【防衛最前線】
(2)護衛艦「いずも」 中国と朝日新聞が猛批判する理由は?

横浜市磯子区で行われた護衛艦「いずも」の命名・進水式=平成25年8月6日(海上自衛隊提供)

 とはいえ、いずもはヘリコプター5機が同時に離着陸できる巨大甲板を有し、就役すれば海自最大の艦船になる。空母であろうが、なかろうが、さまざまな場面で活躍が期待されていることは間違いない。

 同じヘリ搭載型護衛艦は、すでに「ひゅうが」と「いせ」が就航しているが、乗員以外の収容可能人数はひゅうが型が約100人であるのに対し、いずもは約450人に上る。日本国内で大規模災害が発生した際は避難所として機能し、緊急時の在外邦人輸送にも役立つ。日本政府が「多目的性」を誇るのは、このためだ。

 もちろん、防衛が主任務であることが忘れられてはならない。

 他の護衛艦やイージス艦とともに編成される護衛隊群の中枢艦となるいずもは、最新鋭のC4I(指揮・統制・通信・コンピューター・情報)システムで優秀な“司令塔”となる。大量の陸上自衛官を輸送することもでき、水陸両用作戦など陸海空自衛隊が連携して作戦行動に当たる統合任務の中核を担うことも可能だ。

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