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グーグルに検索結果の削除命じる
10月10日 12時17分

グーグルに検索結果の削除命じる
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インターネットの検索サイト、グーグルに自分の名前を入力すると犯罪に関わっているかのような記事が検索結果に表示されるとして、東京の男性が仮処分を申し立てて削除を求めたのに対し、東京地方裁判所は、人格権の侵害を認めて、グーグルに検索結果の削除を命じる決定を出しました。

東京の男性は、「グーグル」に自分の名前を入力すると実際には犯罪に関係ないのに犯罪に関わっているかのような記事が多数表示されるとして、東京地方裁判所に仮処分を申し立てて、検索結果を削除するよう求めていました。
これに対し、グーグルは「検索結果のリンク先の管理者に削除を求めれば解決できるので、グーグルには原則として削除義務はない」と主張していました。
これについて、東京地方裁判所の関述之裁判官は「検索結果に表示される記事のタイトルや抜粋が男性の人格権を侵害している以上、検索サイトの管理者に削除義務が発生するのは当然だ」と判断して、120件余りの検索結果を削除するように命じる決定を出しました。この決定について、男性の弁護士は「インターネット検索の情報で苦しんでいる人は多く、そうした人にとって朗報だ」と話しています。
一方、グーグルの日本法人は「現時点では、裁判所の命令が出たことは確認できていない」としています。

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