今月1日に多くの企業が来春卒業の学生に正式内定を出した。内定が正式に決まって喜び、安心する学生がいる一方で、内定ブルーに直面している学生もいるということでした。自分の選択は正しかったのか、希望通りの配属じゃなかったらどうしようなど内定後に憂鬱になる現象を内定ブルーというそうです。10月10日ノンストップではこの内定ブルーについて議論していました。
内定ブルー陥る原因
全国転勤があるから不安、希望の部署に行けるかどうか不安だという学生は多い。実に4割以上の学生が内定ブルーになったと感じていたというデータもあるということでした。この内定ブルーになり、内定を辞退する学生も少なくないということでした。
内定ブルーになる原因
人材派遣会社の方が言うのには、以前よりもインターネットが発達して一斉にいろんな会社にエントリーすることができるようになったこと、会社を理解しないまま内定が出て、実際良く考えてみると色んな事がわからない、そこで一気に不安になるために内定ブルーに陥ってしまう学生が多いという。
実際には内定ブルーになる理由には2つあるということでした。
①会社が思い通りの環境ではない
転勤は希望していないが、会社のルールの中に転勤がある。内定後に会社の実情を知り、思っていたものと違うという事がわかった。
②自信がなくなった
内定式で先輩から話しかけられなかった、挨拶を無視されたということで内定を辞退する学生もいるということでした。
内定ブルー 甘えそれとも理解できるか
番組による街頭インタビューでは、内定ブルーについて50代のサラリーマンの方は、「甘い」「就職できれば転勤もいとわない、職種も問わないで何でもやるべき」という声がありました。
20代男性内定ブルーエピソード
20代男性は、先日内定先の会社に書類を出しに行ったら、採用試験の時にお世話になった入社2年目の先輩が、上司から「ホチキス止めは左」と怒鳴られていたのを目撃した。到底自分では耐えることができないと思ったという。それで内定を断ろうかと思ったということでした。
企業人事部の内定ブルーエピソード
内定式から1週間後、人事部に学生から手紙が届いた。内定式で先輩社員が話しかけてこなかったので自信が無いから内定を辞退したいというような内容だったという。呆れてしまい、内定を受理したということでした。
まとめ
会社は入ってみないとわからないので、辞めるかやめないかは働いてから決める。いくら会社に入る前から悩んでも意味が無いということでした。