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【編集日誌】
強権国家には屈しません
旧ソ連では、日本や米国など自由主義国の特派員に対する監視が徹底していました。
ことに「民主主義と自由のためにたたかう」報道を旨としてきた小紙に対する風当たりは強く、ある日、某特派員が帰宅してみると、地震もないのに本棚が倒れていたそうです。そんなソ連でも記事をめぐって難癖をつけることはあっても、名誉毀損(きそん)で特派員を訴えるようなまねはしませんでした。
ご存知の通り、ソウル中央地検は加藤達也前ソウル支局長を大統領に対する名誉毀損で在宅起訴しました。韓国はてっきり、民主主義国家だとばかり思っていましたが、ソ連もはだしで逃げ出す強権国家でした。
これからも小紙は、韓国の度を越した国家的嫌がらせに屈せず、真実を追求していきますが、北同様、言論の自由なき半島に住む人々に同情を禁じえません。(編集長 乾正人)