明日へ 2014知事選
候補者の第一声
●五十嵐義隆氏 世代交代必要
五十嵐義隆氏(36)はJR福島駅前で第一声。通行人が時折、足を止め、訴えに耳を傾けた。
五十嵐氏は「36歳、(候補者の中で)最も若い年齢で立候補した」とアピール。「私たち新しい世代が立ち上がり、これからの未来、街づくりをしていかねばならない」と述べ、県政の世代交代の必要性を訴えた。
また震災、原発事故からの復興のために多額のお金が投入されているのに、「なぜ県民は復興を実感できないのか」と問いかけ、復興予算の使い道を県民から募り、「県政に反映させる」と主張した。
●伊関明子氏 県政の総括を
伊関明子氏(59)は県庁で立候補を届け出た後、午前11時過ぎに経営する北塩原村のコンビニエンスストアに到着。親類や近所の人ら約10人が見守る中、駐車場で第一声をあげた。
「(このままでは)福島県民は何やってるんだと心配される。ただのコンビニのおばちゃんが思ったんです」と現県政の流れをくむ前副知事に政党が相乗りする構図を批判。「県民の命を大事にしなかった県政を総括しないで何も始めてはいけない」と訴えた。
そして原発事故についての国の責任の追及、防災強化が必要だと強調した。
●金子芳尚氏 県民に希望を
金子芳尚氏(58)は午前10時過ぎ、JR福島駅の駅前通りで第一声をあげ、通行人に呼びかけた。
「県全体が暗いイメージになっているが、次の世代が将来に希望を持てるよう、マイナスをプラスに変える施策をしていきたい」と、産婦人科の充実や首都機能の部分的な福島への移転を訴えた。
また風評被害対策として、福島空港を「福島ゴジラ空港」と改名することを提案。「平和の希求や核への警鐘を鳴らした世界的に有名なキャラクターで福島をアピールしたい」との考えを述べた。
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