小宮山亮磨
2014年10月10日07時22分
宮城・山形県境にある蔵王山で、火口湖の白濁や火山性微動が確認されるなど、活動が高まっているとして、仙台管区気象台は9日、宮城県や地元自治体などに注意を呼びかける「解説情報」を出した。今後、新たな噴気孔ができたり、火山ガスや泥が噴出したりする恐れもあるとしている。
気象台によると、地下で熱水などが動くことで起きる火山性微動が、9月30日以降の10日間で計3回観測された。地下に埋めた傾斜計からは、この間に山頂付近が2ミリ程度盛り上がったことを示唆するデータが得られた。
また、8日午後3時過ぎには、地層を調べるために登山していた山形大の伴雅雄教授(火山学)が、火口湖の御釜湖面に白濁した場所が2カ所あるのを見つけたという。
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