レプリケーション機能(オプション)

オプションのレプリケーション･ソフトウェアを追加することにより、2台のNAS間 でファイルレプリケーションを実現できます。指定した対象領域のデータを、ソース(レプリケート元)からターゲット(レプリケート先)にリアルタイムもしくはスケジュールに従って複製します。
※2台のNAS間で一方向のみのレプリケーションをサポートしています。
※ファイルシステムレベルでのレプリケーションになります。

High Availability機能(オプション)

オプションのHA・ソフトウェアを追加することにより、通常時はレプリケーションで2台のNASで同期しており、アクティブ側のNASに障害が発生した場合には自動的にスタンバイ側のNASへ運用が切り替わります。推奨HA構成は、本ソフトウェアが自 動的に実ホスト名の変更やDNSレコード書き換える構成となります。その後、自動的に再起動されることで約10分程度の停止だけで運用を開始させる方法となります。
※JBODは対応しておりません。
※Active Directory環境での導入が必須です。
※アクティブ側のNASの障害はスタンバイ側からのPing疎通により検知しています。
※フェイルバックは手動で行う必要があります。
※インストール作業が必須です。環境、構成の事前ヒアリングと設計から導入まで別途有償にて行います。

拡張性

Cloudy NASとSupremacy/SupremacyII RAIDをSASケーブルで接続してストレージ容量を拡張できます。Supremacy/SupremacyII RAIDは、主筐体＋JBODの構成で拡張することも可能です(SAS HBA増設が必要)。

RAID構成について

RAIDレベルは、データ保護の強度に大きく関与する信頼性パラメータ的な意味も持っています。Cloudy NASでは、重要なデータを可能な限り高いレベルで保護するためにRAID6を推奨しています(基本モデル出荷時設定)。
しかしながら、RAID6で構成されたRAIDアレイの容量は、2本分のディスクをパリティとして使う必要があるため、実容量はRAID5と比較して少なくなります。搭載ドライブ数が少ない1Uモデルでは、オプションとしてRAID5構成での出荷にも対応してます。但し、RAID5では1本のディスクに障害が発生した時点で冗長性を失うため、ディスク交換を行った後のRAID再構成中に他のディスクに障害やエラーが発生してしまうと全てのデータを失う危険性があります。RAID5をご指定される場合は予めご了承ください。

2Uモデルは、RAID6＋ホットスタンバイ1本の構成となっています。
実際に使用可能な容量は、
●実容量 ＝ ディスク容量 × 9 - 200［GB］
となります。