ライフハッカー編集部 - メンタル 08:00 AM
マインドフルネス瞑想は思っているよりもずっと簡単。心を無にしなくてもOK、短時間でもOK
瞑想には長い時間の枠が必要なわけでも、とっつきにくいということもありません。心理学者のMike Brooks氏は従来言われてきた「心を空にする」というのは誤解であり、むしろ瞑想とは一つのことに心を集中することであると述べています。
Brooks氏がここで述べているのは以前取り上げたマインドフルネス瞑想のことで、その瞬間に完全に集中することに的を絞ったものです。
一般に瞑想においての最大の問題点は心を完全に空にしなければならないという思い込みです。私自身も何人もの人が、そのような観念で瞑想をとらえていたため、すぐに挫折していたのを目の当たりにしています。Brooks氏の説明はより的を射たものです。
一般には瞑想の目的は心を空にすることと認識されています。しかし実は瞑想とはそういうものではなく、一つのことに集中するためのものです。また心がふらふらしたとしても、瞑想が失敗ということでは無いのです。我々の脳は気まぐれな子犬のようなもので、コントロールできないのです。そうした脳の動きをとらえ、一つの目的に集中できるようにする、これが瞑想なのです。
Brooks氏はまた、瞑想にかける時間は1日あたり15分(必ずしも続けて行う必要はありません)で十分心身をリフレッシュする効果があると言います。こうしたマインドフルネス瞑想は食事中や犬の散歩中、あるいは通勤中など、いつでも行うことができます。筆者の気に入っているこの瞑想のコツの一つは、1回の呼吸に精神を集中し、数を数えることです。以前にも取り上げた瞑想入門に関する記事ではより多くのテクニックが紹介されています。
今回、心に留めてほしいことは、マインドフルネス瞑想は決して難しいものではなく、もっと大事なことは、瞑想中に心が揺れ動いても失敗ではないということです。心が揺れることはきわめて自然なことですし、特に瞑想を始めて間もない人ならなおさらです。瞑想は1日を通して短時間ずつでも行っていけば、上達していけるのです。
Meditation Techniques For People Who Hate Meditation|Fast Company
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