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» 2014年10月10日 08時36分 UPDATE

「マタニティマーク」妊婦が権利振りかざしている? 「着けるのが怖い」の声も (1/3)

外見では赤ちゃんがいると分かりづらい妊娠初期の妊婦らが交通機関を利用する際に身に着ける「マタニティマーク」。ネット上では「権利を振りかざしている」と反発が強く、是非をめぐり、たびたび論争が起きている。

[産経新聞]
産経新聞

 外見では赤ちゃんがいると分かりづらい妊娠初期の妊婦らが交通機関を利用する際に身に着ける「マタニティマーク」。席を譲るべき妊婦だと、ひと目で分かって便利そうだが、インターネット上では「権利を振りかざしている」と反発が強く、是非をめぐり、たびたび論争が起きている。最近も内閣府の調査発表を契機に議論が活発化した。

画像 国が浸透を目指しているマタニティマークのポスター

 内閣府は9月13日、母子保健に関する世論調査結果を発表した。マタニティマークを「知っている」と答えたのは女性が63.8%、男性は41.4%にとどまり、制定から9年目に入りながら、あまり浸透していない実態が浮き彫りになった。

 ネットの掲示板でも、「え、もっと浸透してるのかと思った」「女ですら6割しか知らないんだから、男が知ってるわけないな」と、意外な“不人気”ぶりを驚く声があちこちで上がった。そして、これをきっかけに、是非の論議がまた始まった。

特別視に反感を募らせる

 やはり目立つのは、「座りたい方が頼めばいい。譲る方があれこれいろいろと考えなきゃならないのは理不尽」「すみませんが席を譲っていただけませんか、と素直にお願いできないのか」などの声。

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