非一流誌の影響度は増加
2014年10月09日|コンテンツ・情報加工・データベース,情報提供・利用,北米・中南米|
非一流誌の影響度を考察する論文"Rise of the Rest: The Growing Impact of Non-Elite Journals"(pdf:11ページ)を紹介する。著者はGoogle Scholar共同設立者Anurag Acharya氏等。
主要な論文は数少ない一流誌で出版されているという社会通念は本当なのか? この論文では、Google Scholarのデータをもとに、1995年から2013年に出版された、Scholar Metricsの全261分野の論文を、被引用上位10誌および上位1,000論文を年毎に集計し、時系列的変化を考察している。
非一流誌で出版された上位1,000論文は1995年の149から2013年245と64%増加した。全9分野うちの4分野では、非一流誌で出版された上位論文は3分の1以上あり、6分野では45%以上増加した。
関連論文を非一流誌で見つけることは一流誌と同じくらい容易であり、研究者はさまざまな雑誌に投稿し、さまざまな雑誌から引用している。非一流誌論文への引用は1995年の27%から2013年には47%と増加し、6分野では50%であった。
[ニュースソース]
Rise of the Rest: The Growing Impact of Non-Elite Journals - Google Scholar Blog 2014/10/8