ニュース詳細
「大学生にイスラム国との連絡方法教えることに」10月10日 6時04分
K10052850911_1410100630_1410100632.mp4
イスラム過激派組織「イスラム国」に加わるためにシリアに渡航しようとしたとして大学生の関係先が捜索を受けた事件で、渡航の相談を受けていた大学の客員教授が事情聴取に対し「大学生がトルコに着いたらイスラム国との連絡の取り方をメールなどで教えてあげることになっていた」と話していることが警視庁への取材で分かりました。
この事件は、北海道大学の26歳の学生がイスラム過激派組織「イスラム国」に戦闘員として加わるためにシリアへの渡航を計画したとして、警視庁が外国に対し私的に戦闘行為をする目的で準備をした疑いで、大学生の都内の滞在先などを捜索したものです。
大学生は、今月7日に日本を出国してトルコに向かう予定でしたが、渡航の相談を受けていた私立大学の客員教授、中田考氏が任意の事情聴取に対し「トルコに着いたらイスラム国側との連絡の取り方をメールなどで教えてあげることになっていた」と話していることが警視庁への取材で分かりました。中田氏は、インターネットなどで、イスラム国の幹部に日本人がイスラム国に行くことを伝えていたことを明らかにしています。
一方で、「自分はイスラム国のメンバーではなく、リクルートを行う立場にもない」と主張しています。
警視庁は、中田氏が大学生の渡航を仲介した詳しいいきさつを調べています。