言いたくないけど、僕が青二才です

言いたいことも言えない世の中で、言いたくないけどつい言っちゃうポイズンなブログ

ブログ記事のテーマはむしろ狭い方がいい!



あまり自分の書いたものについてああだこうだというべきじゃないと思うが、昨日に書いた記事が200はてブ近い予想外のヒットを記録。

その問題作がこれ。

誰に承認されたがってるかを見抜けないと世代論は見誤る 

予想外にウケてしまったので、その記事について解説してみたい。

 

最近のはてなブログや、台頭するプロブロガーさん達が絶対にやらない書き方をしてのヒットだったので「多分、こういうやり方を今のブロガーさんは知らないだろうから、解説を書いてみるのも面白そう」と思ったので、解説していく。

ごく一部の人が欲しくてたまらない記事を書け!

はっきり言ってしまえば、件の記事は2つのターゲットしか狙ってなかった。

1、承認欲求の議論が好きな精神科医やはてな村の連中

→実際に、はてなブックマークで人気を博したので彼らが読んだり興味を示したのだろう…。

2、僕のようにネット上の承認欲求論争、若者論を聞いても釈然としない人達

→1のアンチという存在。1つよりも若かったり、メタな位置にいる人。

 

はっきり言って、承認欲求という言葉自体テレビや新聞では馴染みのない言葉で、はてなTwitterの知識層以外のネットでもあまり馴染みがない。

ゆえに、題材を決めた時点で読む人は少ないことから僕は「読んでも一部の人しか流行らないから数値的には良くないだろう」と想定して書いた。

 

まず、今のはてなブロガーならここで書かない人が多い。

最近台頭した人は門戸の広いテーマで攻めたり、自分の体験談や時事ネタで攻めるばかりで、自分が本当に好きな事・ニッチで人に行ってもなかなかわかってもらえないことで攻めてる人が減ってしまった。

 

でも、ブログ記事のテーマはむしろ狭い方がいい!狭い代わりに濃厚なものを書くことで共感を得る人もいる。同じテーマに特化する必要性ではなく、その都度その都度自分が考えてること、気になってる人と同じことに関心がある人を巻き込めるような記事を書くつもりでやればいい!

 

ただ、濃厚にするために敢えて5000文字という異例の量を書いた。半分の人がスマホでブログを読む時代で、ホリエモン曰く「400文字で記事を書くべき」という時代に、内輪ウケしか狙えないテーマで5000文字も使うというセオリー無視の攻め方をした。

 

でも、セオリーを守って書き、何倍も人気のサイトで努力しなくたって見に来る人が多い大手サイトでさえ難しいソーシャルスコアを達成した。

セオリーが間違ってるわけじゃない。簡潔な記事のほうがスマホで読む人は読みやすいし、そういう記事を掲載するメディアもライトなブログも増えてる。競争がシビアではあるけど、人気のサイトやブログは短めに作るところのほうが最近は増えた。

 

ただ、「ニッチなテーマを扱う」という戦略を決めた瞬間から別の事に気をつけないといけない。

1、想定した読者が納得するモノが書けているか

スマホで読める量で結論だけ書いても納得してもらえない。過程から結論まで丁寧に書いて、それでいて読者がコメントして議論したくなる・ツッコミを入れたくなるような魅力と攻めの姿勢を示さないといけない。

2、「想定した読者」ではないけど、ゆくゆくはそうなりそうな人を刺激できるか

ブログとは常に新規開拓だ!検索エンジンソーシャルメディアを通じ、自分が知らないヤツが読みに来るし、いつもの読者でも今日のテーマには興味が無い可能性だってある。

そんな人が初めて触れた話題や、自分の書き方を気に入ってもらえるように自分のカラーと、初めての人へのわかりやすさを残しておかないといけない。

 

ポイントは2だ。2ができていると、どんなテーマで書いても、読んでもらえる。 

「初心者向けのゆるい内容を書け」ということではない。「専門用語や読者がわかってることをを前提に書かず、野暮だと思われることでも順番に説明するように努める」ことが大事なんだ。 

 

可能な限り自分がした普遍的な体験を交えて「あ、わかる」という部分を触れたことのないテーマの中にも盛り込みながら語ると興味が湧いて小難しい内容でもちゃんと読んでくれる。

 

 新しい概念やニッチな議論・コンテンツを共感の得られる表現や自分の体験したことのあるモノで説明してくれる人がいると、そのブログを煩わしいほど長かったり、文字だらけであっても読みたいと思う価値は出て来る。

 

感覚レベルでの共感、体験をわかちあう事は自分と似ている人や同じ経験を経た同世代・世代は違っても境遇が似てる人など限られてしまう。だけど、その限られた人に自分の書いたものをひいきにしてもらえることがブログという媒体の醍醐味であり、幸せであることをもっと新参のブロガーさんに知ってもらいたい。

 

僕はなんでも書ける自信もあらゆるジャンルの記事をヒットさせてきた実績もある!でも、それは「僕と同じことを考えてたり、気になってることを納得させる力」であって、僕と着眼点が違う人や話し合ってもちっとも分かり合えないような人を説得するようなライティング技術では決してない。

 

自分と似たような事が気になるやつ、自分のような知識・考えを持ってみたい/知りたい人、そもそも全部が自分に似てる人はかならずいるんです。

 

その人達やゆくゆくはそうなっていくであろう人を巻き込めるような書き方ができるブログはどんなジャンルでも書けるし、何を書いても良くなる!

 

もちろん、アクセスや広告収入、ソーシャルでのいいね!が恋しい人はいると思うし、それがブログを書くエネルギーになる人も多いと思う。

 

だけど、その方法に絶対はなく、あったとしても1つではない。

 

自分に見合った書き方、自分が人を巻き込んだり、つながったりできる書き方にこだわってブログを楽しく書く。そんなノウハウがもっと議論されてもいいんじゃないかな?

 

と僕ははてなブロガー達のアクセスアップ論を見てて感じることがしばしばあり、彼らがいわなそうでかつ、僕がやってることを書くことにした。

 

真似する必要はないけど、視野が広がったり、新しいアイデアが出回るきっかけになればいいと思います。

 

 

もうそろそろ無くなりそうなので、はてなスター買いたい(´・ω・`) 

 

ちなみに、このイラストを書いた小島アジコさんに便乗して別の記事貼ったところ一名ほど大物から「フリーゲーム批評読んでます」というメッセージ付きでポイントが送られてきて、社交辞令かもしれないけどすげー嬉しかったです。

 

フリーゲームもニッチなジャンルだけど、やりたい人・共感できる人のためにきっちり書けば人気記事になれるんだよね…。

 

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