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朝日慰安婦報道の第三者委初会合
10月9日 17時32分

朝日慰安婦報道の第三者委初会合
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朝日新聞がいわゆる従軍慰安婦を巡る自社の報道について検証するために設置した第三者委員会の初めての会合が開かれ、今後記事を執筆した元記者などから聞き取りを行ったうえで、2か月程度かけて提言をまとめることになりました。

第三者委員会の初会合には、委員に選任された弁護士や研究者、それにジャーナリストなどの有識者が出席しました。
会合では、委員長を務める元・名古屋高等裁判所長官の中込秀樹氏が「変革すべきところがあれば提言し、場合によっては解体して出直せということになるかもしれない」と述べました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、朝日新聞はことし8月、「慰安婦を強制連行した」などとする吉田清治氏という男性の証言について「虚偽だと判断した」として、記事を取り消しています。
委員会では、記事が作成された経緯や記事の取り消しまで長い時間がかかった理由、それに日韓関係をはじめとする国際社会に与えた影響などについて、記事を執筆した元記者などから聞き取りを行ったうえで、2か月程度かけて提言をまとめるということです。
会合のあと中込氏は「議論では会社の体質に問題があるのではないかという意見も出された。今後慰安婦の問題に詳しい専門家からも話を聞いて提言に反映させたい」と述べました。

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